３ ページ18
・・・しくった。
私としたコトが。
ついうっかり喋っちゃいそうになっちゃったじゃない。
心優しい後輩、ごめんなさい。
ホント、悪いコトしちゃった。胸がチクチク痛むわ。
シンクにもたれかかって、はぁっと大きなため息。
やらかした、とぐったり項垂れていると。
「どうしたの？元気ないね。」
コンコンと軽やかに壁を叩いて、長谷部さんが給湯室に入ってきた。
「どうしたも、こうしたも。只今、猛烈に反省中です。」
もう1つおまけのため息と一緒にそう答えると。
コーヒーをカップに注ぎながら、彼は少し驚いたようにまゆを上げた。
「へぇ、珍しい。
思い立ったら一直線って感じで、あまり思い悩んだりしないタイプかと思ってたよ。」
飲む？と差し出されたコーヒーを、私はムッとして受け取る。
なんなのよ、長谷部さんも、柴崎も。
私だって、一応か弱い女子なんだから、
悩むコトだってあるし、落ち込むコトだってありますよ、だ。
つん、とふて腐れながらコーヒーを啜っていると。
突然、
「・・・柴崎と、なにがあった？」
長谷部さんが問いかけてきた。
びっくりして顔を上げれば、整った頬を苦々しく歪ませた目が私を捉える。
「えっ。見て、たの？」
あのジタバタを？！
いや〜っ、恥ずかしい。
めちゃくちゃ大人げなかったのにと、慌てて顔を背け口元を手で覆い隠した。
動揺する私に、長谷部さんも口ごもりながら、
「あ、いや。見たと言っても、チラッとだし。」
と、ため息のような言い訳を口にした。
と、思ったその矢先。
戸惑いがちに、でもさっきの柴崎よりも大胆に、私の前髪に向かって手が伸びてきた。
「あっ、あのっ！ちょっと、長谷部さんっ！？」
突然近づいた距離に。
私はびっくりして、体を離そうと後ずさる。
でも、くんと前髪を一房、摘まんだまま。
ゆったりと笑みで私を押しとどめた。
「・・・動かないで。修正液、かな。ついてる。」
は、はいっ？修正液ぃ？
ついたとしたら、頭をゴリゴリ机に押し付けてた時だ。
もう、やだなぁ。
子どもじゃあるまいし、髪の毛にそんなもの付けてなにやってるんだ、私のおバカ。
決戦を明日に控えてるっていうのに、やるコトなすコト、みんな裏目に出てる。
でも今は反省してる場合じゃないっ。
とにかく、なんとかその手を離してもらわないと。
私は遠慮しつつ、後ずさる。
だけど、あいいくここは狭い給湯室。
あっという間に壁際に追い詰められた。
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ちさと(プロフ) - meggieさん» あら。meggieさんもコナンくんになってる��(ﾟДﾟ) (2016年4月3日 20時) (
レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - ちさとさん» 柴崎さんやりますなー。酔ってるのをいいことにガンガンきますね！由紀乃ちゃんはそんな柴崎さんをどう思うのかな？長谷部さんに惹かれてるのに気づいてるのかな・・？長谷部さんが柴崎んと由紀乃ちゃんの抱き合ってるところを見てどんな行動をとるのかが気になります！ (2016年4月3日 20時) (レス) id: 4c71912698 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - ともみさん» ともみさん、コメントありがとうございます！しかも首が長くなるまでお待たせしてしまってごめんなさい(>_<)ともみさんにはぜひジャイアントキリンパフェを…ナンチャッテ（笑）ぼちぼちですが、頑張って更新していきます！干しシイタケ達をよろしくです(*^^*) (2016年3月30日 20時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - なおさん» なおさん、コメントありがとうございます(*^^*)ご心配おかけしてごめんなさい(>_<)でもそう言って待っててくださるなんて…あぁっ嬉し過ぎる！！水分量も上がってきたし、幸せに向かってGOGOです！更新頑張りますね〜(*^^*) (2016年3月30日 20時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 空さんただいまですぅ！待っててくださってありがとうございます(*^^*)むふふ、由紀乃ちゃん揺れてます(￣▽￣)はせさんも岳くんも揺さぶりをかけていきますから、ますます揺れますよ！ぼちぼちですが、更新頑張ります(*^^*) (2016年3月30日 20時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさと
| 作成日時：2016年1月6日 18時
