その恋は泣いていた。【赤羽業】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,188 hit

ページページ7

『ごめんごめん、もう一つは？』

私が後ろから抱きつきながらそう聞くと業くんはくるっと体をこちらに向けて聞いてきた。

赤羽「…ご飯いつから食べてない？」

…5日前だとか口が裂けても言えない。
けどがっちり私の手を掴んでるため逃げれない。
業くん、ハメやがったな。

『み、3日前です。』

赤羽「本当は？」

こうやって目を見られたら嘘つけるのもつけないじゃん…。

『……5日前です。』

赤羽「俺との約束覚えてる？」

『3日に一度はちゃんとご飯を食べる』

赤羽「約束、破ったね？」

やばい、業くん激おこだ。

『か、業くん落ち着いて！大丈夫だからこの通り元気だから！！』

赤羽「前そう言って倒れたのは？」

『私です』

はいじゃあ罰としてご飯今日は二食食べてもらおうかな
って悪魔の顔で言われる。

『』

逃げれないぞ。
やばいこれはやばい。と生命的危機を鳴らすアラームが聞こえてくる。

赤羽「はい、A。あーーん」

『…あーん』

素直に口に入れるが…味は感じない。
業は美味しいって言ってるんだから美味しいんだろうけど…
味覚がなくなったわたしにはわからない。

けど業くんは鋭い。
私が思ってることをすぐ理解してしまう。

赤羽「美味しくないならこっちならいけるかな～」

『…？』

業くんはもぐと少量口にご飯を入れ…キス、してきた
いわゆる口移し。

これやられる方すごい恥ずかしいんだよねえ

けど業くんから貰ったご飯は少し甘かった…ように感じた。