隣の歌声君の声【うらたぬき】 (ページ6)

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コミュ障以上に辛いものはないページ6

｢うぅん……｣

挨拶にと思い隣の家の前でずっといるんだけど

ずっと歌声が聞こえて、インターホンを押すのにためらう

｢……っよし。んん‘’っ｣

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ばたばたとでてくる声が聞こえ、ドアが開く

｢え、えっと……｣

でてきたのは可愛らしい俺より少し小さい女の子

｢っああ！お、俺……と、隣に引っ越してきたうらたです……｣

やばい……やっぱり全く喋ってなかったから全然喋れねえ……

｢あ、お隣に！なるほど！私は、Aっていいます！
よろしくお願いします〜！！｣

年下(と思われる人)に会話をリードされてしまった……

｢よ、よろしくお願いします……！あ、これ！お菓子よかったら……！｣

母親がお隣さんへの挨拶用にと買ってくれていたお菓子を渡す

｢わあ！ありがとうございます！！｣

可愛らしい笑顔で喜ぶ彼女……Aさん

｢え、ええっと、じゃあ！
片付けまだ終わってないんで……｣

｢わわ、まだ終わってないんですか？？
よかったらお手伝いしましょうか？？｣

｢えっ？！い、いやいやいや、悪いですって！｣

さすがにはじめましての人に手伝ってもらうのは……

って思いながらも実はさっきずっと片付けが進んでいなかった

｢いやいや！全然大丈夫ですよ！
ほら、２人いたほうがはかどるでしょう？｣

｢じゃ、じゃあお願いしようかな……｣

｢はい！｣