太宰姉の征く!!文スト歩き!! Part2

蜘蛛の巣は横の糸がベタついていて縦の糸はベタついていないんだって ページ10

「死亡確認したました」


可笑しい・・・二人には異能が無いならこの糸は何だ?何か嫌な予感しかしない・・・


視界の端で糸が光ったマズイ!!!


脱兎を出して構成員を全員外に放り出した


自分も上に跳躍したと同時に糸が蠢きだした


こりゃやべぇあそこに居たら一瞬でサイコロステーキだよ


サイコロステーキ先輩みたいになるのは嫌だな←


最初に部屋に入った時不自然に糸が密集しているところの奥にクローゼットがあった


もしあの場に糸を操る異能力者がいたとしたら、


『そこかァァァァァァァ!!』


玉犬が飛び出し密集している糸の場所に突っ込んで
クローゼットをこじ開ける


天井を思いっきり蹴って殺気を纏いながらクローゼットに飛び込む


『お前か糸を操る異能力者は』


おっとぉ何で此処に14、15歳の男の子が居るんだ?


『・・君は此処に居た男女の子供か?』


「・・・」ｺｸ


治も今コレぐらいの年なんだろうな・・・


あ、体が傷だらけ・・

『虐待児か・・・』


「ﾋﾞｸ」


『お前の両親は死んだだから・・・


「お前は彼奴等の仲間か？」


『元・仲間だ、あの二人はマフィアを裏切ったからな』


「マフィア?彼奴等はマフィアだったのか?」


『嗚呼そうだ』

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