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そんなある日、いつものように委員会の仕事と言うことで二人連れだって飼育小屋に向かっていた私たち。すると、誰かから菅原くんが呼び止められた。

「菅原、」
「ん?」

私も一緒に振り向くと、バレー部のマネージャーの清水さんが居た。菅原くんは清水、と彼女の名前を呼ぶと、どうした? と足を止めた。なんだか一人で先に行ってしまうのもちょっと申し訳ないかな、と思ったので、私も彼と同じく足を止める。その私の動作を見て、清水さんは少しだけ眉尻を下げた。

「ごめん、山下さん。すぐに終わるから」
「うん、大丈夫だよ」
「それで、菅原、武田先生が……」

どうやらバレー部の連絡らしい。ちゃっかり菅原くんの隣に立って話を聞いていた私。ふと菅原くんを見上げると、清水さんにとても柔らかい笑顔を向けていた。
ただ、私に向けるのとは明らかに違う柔らかさを含んだそれ。どくり、と今度は嫌な痛みが胸に突き刺さった。

「分かった、ありがとう清水」
「ううん、澤村にも伝えといて」
「おう」

そう二カリと笑う菅原くんの目には、はっきりと恋慕が映し出されていた。もっともそれに清水さんが気づいている様子はないのだけど。
一瞬で悟った。菅原くんは清水さんが好きなんだって。ああ、私は失恋確定じゃん。ぎゅっと拳を握りしめる。爪を掌に食い込ませ、痛みも感じないくらいに唇を噛む。そうやって必死に胸の痛みをごまかしていた。

「……山下?」
「えっ、あっ、うん」
「行こう?」

菅原くんに言われ、そっと歩き出す。なんだか横に並んだらいけない気になって、菅原くんの一歩後ろを小さくなって歩いた。まばたきを繰り返して、じわじわとにじんでいく視界をリセットし続ける。そうしたら、今度は息が出来ないくらいに胸が苦しくなって、前を歩く菅原くんから視線を逸らした。
飼育小屋についた私は、今まで喋りながらしていた作業をなにも言わずに手早く終わらせる。

3→←青い春に別れを告げて 【菅原孝支】



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ちーな(プロフ) - りんさん» 初めまして!リクエストありがとうございます(* ´艸`) 了解しました!激甘書くの大好きなので、もうバッチこいです!!(笑) しばらくお待ちください! (2015年10月2日 23時) (レス) id: 4ce6956417 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 初めまして!いきなりで申し訳ないのですが、リクエストでマッキーを書いて頂けないでしょうか?夢主ちゃん青城3年マネージャーで出来たら激甘で!シチュは部活終わりの部室で★をお願いしますm(__)m (2015年10月2日 22時) (レス) id: 6301628fee (このIDを非表示/違反報告)
ちーな(プロフ) - ういいいいいいさん» 了解しました!投票ありがとうございます! (2015年9月28日 22時) (レス) id: 789c4624a5 (このIDを非表示/違反報告)
ういいいいいい - Cが見てみたいです! (2015年9月28日 21時) (レス) id: 6ab1e7d164 (このIDを非表示/違反報告)
ちーな(プロフ) - 文(ふみ)さん» 投票ありがとうございます! (2015年9月26日 21時) (レス) id: 4ce6956417 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年8月23日 20時

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