浮気と１つの愛嘘 【高杉晋助】

第19話 ページ19

*


銀時「いてててて…。」





　「ふふん、油断するからだよー！」







銀時「くそ……。」









　銀時は松陽先生に怪我の手当てをしてもらいながら私をにらんでいた。









・









松陽「まぁまぁ銀時。いずれ必ず、君はAよりも強くなる。」





銀時「何を根拠に言ってんだよ……。」









　負けたことが悔しいのか、涙目で耐えている銀時。









・





松陽「人間はそういう生き物さ。女よりも男の方が体が優れているんだ。」





　「そうなんですか！？」








松陽「あぁ。大きくなったら君はAよりも強くなる。だから銀時。」









銀時「？ンだよ。」








松陽「Aを守れるくらい、強くなりなさい。」








・








銀時「Aを、守る…、俺が？」









松陽「あぁ、ずっとAのそばにいてあげてください。この子は見た目以上に寂しがり屋なんです。」





　「先生、私銀時に守られるほど弱くないよー？」





銀時「……。」


*

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