浮気と１つの愛嘘 【高杉晋助】

第18話 ページ18

*


　「松陽先生〜！！」





松陽「コラ、廊下を走ると危ないですよ、A。」






　「えへへ、ごめんなさいっ！」









　私は物心がつく前、両親を亡くし、松陽先生に拾われた。









・





　松陽先生は私を親のように育ててくれて、私の尊敬する人でもあった。





　例えるのならば、太陽のようだった。









・









　そしてしばらく経って、一人の男の子と出会った。









　彼も同じ、松陽先生に拾われた身であった。









・





　「ねぇ、きみ名前は？」





銀時「……銀時だ…。」









　初めて銀時と交わした会話。









　何故か私を警戒している素振りをしていたのだが、段々日が経つにつれ、私に慣れてくれた。









・









　「銀時、勝負しよ！！」





銀時「はぁ？勝負？お前、俺が勝つに決まってんだろ？」





　「やる前からそう言うなんてっ！ね、松陽先生！」







松陽「そうですね、銀時。油断すると痛い目に合いますよ。」





銀時「ンなわけねぇーだろ。ほら、かかってこいよ。」









　そう言い、銀時は余裕な表情で、私に竹刀を向けた。









　「絶対負けない！！！」









　私も銀時に反抗するように、竹刀を向け、思いっきり睨んだ。









・





松陽「それでは勝負、始めっ！」


*

第19話→←第17話

ラッキーアイテム

デニムタイトスカート

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す