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「Aちゃん、大丈夫なんですか？？」
「……知るか」
氏子の研究施設から強制的に帰された荼毘は
本部内で至極機嫌が悪かった
数時間経つも、Aは愚か死柄木弔すらも帰還していない
「くっそ忙しいな！！帰るか？！」
「おー荼毘もやるか？」
変わらずマイペースな元連合連中は地べたに座り込み、コンプレスのマジックの種を当てるゲームを繰り広げていた
「ざけんな、」
「あららぁ、ご機嫌ナナメだわ」
荼毘のAへの過保護っぷりは今に始まったことでない。とコンプレス達は相手にしないも
荼毘は今回のことには酷く嫌気が差していた
迎えに行ったAの個性の覚醒、怒りに憎しみ
神野以上のものだった
Aは脆い、個性は強いも彼女自身は強くない
そして、死柄木がなにを考えているのか
危惧するには十分過ぎる理由だった
「皆さん、死柄木弔がお呼びです」
入室した黒霧はそのまま自分達をワープに包んでいく
ワープ先は死柄木だけが立っていた
「よお、お前達。またせたな」
いよいよ、全部ぶっ壊すぜ
各々が口角を上げた
間もなく、敵連合及び超常解放戦線は動き出す
この国の、腐りきった贋物社会を崩壊させる為に
自分達を受け入れなかったヒーロー共を根絶やしにするために
「おい、死柄木」
Aは何処だ
荼毘にとって、ヒーロー社会崩壊と同じ程度に大切なことだった
自分の目的にAがあるから、彼女が必要不可欠なのは今に始まったことでない
「まだ寝てるよ、疲れたんだろうな」
「何をした」
「あ？お前が気にすることじゃないね、荼毘」
だから引っ込んでろよ。と死柄木は歪みながら笑う
「あいつは俺のだぞ」
「そうか、もうどうだろうな」
「死柄木、」
殺してやろうか、と荼毘が周辺の温度を高くしたところでコンプレスとスピナーに止められた
「死柄木、あんま煽んな荼毘のこと」
「そーそ、こいつ今Aちゃんいなくて唯でさえ機嫌悪いんだからさ」
「そーかよ」
知ったこっちゃない、と死柄木弔は背を向けて行った
荼毘に、2人を燃やしてまで死柄木を殺そうとまでの思想にはいたらなかった
結局、自分独りでは力不足なことは理解していたからだ
自分の目的に死柄木弔は必要である
「うぜぇ」
何奴も此奴も
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しおむすび(プロフ) - 待ってました！本当に大好きな作品でまた読めるのが嬉しいです！ (6月30日 2時) (
レス) @page32 id: 2152d546a1 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - ウワァァン続きは何処へえええ、、のタイプな作品すぎます、、この作品を生み出してくれてありがとう (2023年1月22日 1時) (レス) @page29 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
カキフライ - しっかりした終わりの証明を楽しみにしています…！ (2023年1月6日 20時) (レス) @page29 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高です！！！！思わずうるっと来てしまいました！更新してくれると嬉しいです！！ (2022年10月28日 22時) (レス) @page29 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
rusya.(プロフ) - すきィィィィィイイイイイイ (2022年10月20日 6時) (レス) @page29 id: f22ef2da16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年9月24日 1時
