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飛び込んでいたせいか、旗またナガンの攻撃によるせいか
空中でバランスを大きく崩した挙句、サポートマスクも追撃されて破産
大きく仰け反り空を落ちていく
不敵に笑うナガンの瞳、向けられる銃口
最悪
「やっぱりその瞳の色」
2発目ーーーゴーグルが視界で粉々になっていく
クリアになった視界で、端からツートンヘアがこちらを見ていることに気がついた
ああ、気づかれてしまったか
そんなこと、どうでもいいはずなのに
落ちていく中でナガンが挿管音がやけに耳に響いた
周りでは戦闘音が鳴り響いているというのに
彼女の声は嫌という程に、私の鼓膜まで届いてきた
「親子共々殺すことになるとはね」
父か、否母のことなのか
そんな事を考えるほどに余裕はあった
どちらにせよ、思考は十分
「あんたをあの人に届けたのは私だよ」
どくん、どくんと脈打つ音は好きではなかった
"あの人"ーーそれだけで十分だ
名を口に出すのも忌々しいのだから
『死ねない、かな』
貴女に聞きたいことが山ほどあるから
そうか、貴女はあの人の従順な下僕で
私の誘拐も、殺害も手を下したのは
目の前の貴女という訳か
「A！！」
近くで、焦凍の呼び声がする
きっと聞きたいことが私に山ほどあるんだろうに
彼は氷結で落ちる私を受け止めてくれた
3発目の銃撃も焦凍の氷結によって間一髪に防がれる
「A、ケガはっ」
『へいき、ありがと焦凍』
ただそれだけを告げて焦凍の氷結から離れようとした
背を向けたところ右手を掴まれて
久しぶりにクリアで見た彼のオッドアイはもう
前のような憎しみはすっかりと消えている
『何も、聞かないで』
なぜだか鼻の奥がツンと痛んだ
私がどうしてここに居るのか、雄英からいなくなったのか
敵連合にいてあの死柄木弔と並ぶほどの扱いをされていると知ったら
焦凍を絶望させてしまうかもしれない、と勝手にだが自負していた
「A、俺待ってるっから。だからゆっくりでいいから、だから……」
俺のところに、戻ってきてくれ
引き寄せられて、閉じ込められた
聞きたいことは沢山あるだろうに
焦凍の声がほんの少しだけ揺れて、ぎう。と力強く抱き締められた
その温度に冷えかけたモノが暖められていく
『ありがと、焦凍』
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レディナガン…本当はめちゃ好きなキャラだよぉ
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しおむすび(プロフ) - 待ってました！本当に大好きな作品でまた読めるのが嬉しいです！ (6月30日 2時) (
レス) @page32 id: 2152d546a1 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - ウワァァン続きは何処へえええ、、のタイプな作品すぎます、、この作品を生み出してくれてありがとう (2023年1月22日 1時) (レス) @page29 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
カキフライ - しっかりした終わりの証明を楽しみにしています…！ (2023年1月6日 20時) (レス) @page29 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 最高です！！！！思わずうるっと来てしまいました！更新してくれると嬉しいです！！ (2022年10月28日 22時) (レス) @page29 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
rusya.(プロフ) - すきィィィィィイイイイイイ (2022年10月20日 6時) (レス) @page29 id: f22ef2da16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年9月24日 1時
