斉木兄妹の災難 (ページ3)

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「ふんふんふーん」

私は斉木蛍です。ホタルと書いてケイと読みます
4日ほど前に賢と一緒に此処に来ました、一応能力者です

先ほど、お父さんの部屋に糖分と書かれたものが掛けてあって驚きました

今は朝ごはんの時間で目の前にいるのがお父さんで
鼻歌を歌っているのは、私のお婆ちゃんです

「はい、くーちゃんとけーちゃんデザートもあるわよ」

未来と同じでお婆ちゃんは優しいです
お父さんと私にコーヒーゼリーをくださるのですごく大好きです

過去に行っても、コーヒーゼリーの美味しさは変わりません

お父さんも、もにゅもにゅしながら食べてます
これを食べると頬っぺたが落ちそうになるので注意がいるんです

はぁ～美味しい

「あっお父さん、いってらっしゃい」

お父さんは学校に行ったようです
そうなるとお爺ちゃんが来るので煩くなるはずですね

ドタドタドタ

「やばいよ、遅刻だよー楠雄テレポート頼むよ」

「くーちゃんなら、学校行っちゃったわよ？」

「えッもう！？蛍は！？」

「私の能力はテレポートではありませんし、賢も違いますよ」

「あっそうだった！ママもなんで起こしてくれなかったの？」

「だってパパの寝顔が素敵だったから起こせなくて」

「はっ！ママ」

今日も朝からお熱いですねー

いや、未来と同じでアツアツですね

………賢はまた二度寝したようなので、起こしてきましょうか