愛傷−それは愛した証− Daiki.A

§Fourty-four ページ44

＊

＊

＊

・

・

・

・

「大貴………朝だよ、起きて。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

その言葉とともに体が揺れて、

温かな光りが差し込んできた。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「んー…………おはよう、A。」

あ「おはよう、大貴。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「早起きだね。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

まだ寝たりなかったけど、俺は体を起こし、

洗面台へと向かう。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

顔を洗い、ﾀｵﾙで拭いていると

気づいたﾄｰｽﾄのいい匂い。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

その匂いはﾘﾋﾞﾝｸﾞからだった。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「A、作ってくれたんだね。朝ごはん。」

あ「大したものじゃないけど、ごめんね。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「いやいや、そんなことないから!

俺、いつもｺﾝﾋﾞﾆよってご飯買ってたから、

めっちゃ嬉しい!」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

俺はｿﾌｧｰに腰掛け、

ﾃｰﾌﾞﾙに置かれた朝食を食べる。

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「うまいよ、A!」

あ「よかったぁ。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「Aも一緒に食べよう。」

あ「あ、うん!いただきます。」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

大「そういえば、今日、仕事なんだけど……

A、どうする?ついてきてもいいけど………」

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

あ「いいよ、ここでお留守番しとくから。

ちょっとやりたいこともあるし。」

・

・

＊

＊

＊

§Fourty-five→←§Fourty-three

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す