愛傷−それは愛した証− Daiki.A

§Thirty-five ページ35

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翼「ケータイ貸せ!」

あ「ちょっ………待ってよ!」

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鞄を強引に奪われ、その中のケータイが

翼の手に。

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翼「んだよ……前の会社の奴か。」

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大貴じゃなくてよかった。

翼にばれたら、大貴がどんな目に合うか……

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これまでの経験でわかってる。

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翼「こいつと会ってたの?俺が仕事がんばっている間……」

あ「違うよ。翼、聞いて………私が好きなのは翼だけ……！」

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頬に痛みが走った。

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もう傷つけない……

そう約束したのに。

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翼「何でお前は俺だけを見てくれないだよ!ふざけんな!

俺はお前だけを……Aだけ愛してるのに……」

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翼の蹴りが私の腹部に入り、

激痛のあまり私はしゃがみ込む。

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翼「俺だけのﾓﾉになれよ!」

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そう言うと、翼は私の体に跨り、

両手で交互に殴ってきた。

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抵抗できない私は、

やられるまま。

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あ「翼……痛い……」

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大貴は約束……

守ってくれる?

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