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流星、ほんまに驚いた顔してる。
知らんかったみたいや。
「せやねん。
急いでるから。
じゃあな」
「しげ、ちょっと待ってや」
通り過ぎようとした俺の腕を、
流星が掴んだ。
今まで何度となく触れてきた流星の温度。
それやのに。
どうしようもなくイラついて。
「触んなや！」
乱暴に振り払ってた。
指輪やブレスで飾り立てた、その手で。
ともに触れたんやろ？
俺がめちゃくちゃ大切にしてきた、
あの柔らかい素肌に。
親友や思てたんは、俺ん方だけ？
「しげ、・・・ごめん」
流星、俺の剣幕に怯んで、
一瞬だけ、呆然とした顔になったけど。
すぐに落ち着いた声で切り出した。
「ほんまにごめん。
卑怯なん分かってるけど。
どうしてもこの気持ちだけは、
捨てきられへん。
卒業したら、
ともと付き合いたい思てる。
お願いします。
あいつと別れて下さい」
いつの間に名前で呼んでんの？
あいつ、やって。
人の彼女に馴れ馴れしい。
「俺は別れるつもりないから」
吐き捨てるように言うて、
寮の扉をくぐる。
「しげ、ほんまにごめん。
許してもらわれへんのは分かってるけど。
俺のことは。一生許してもらわんかってもええから。
とものこと、手放して欲しい。
絶対に絶対に大事にするから」
追いかけて来た流星が、
食い下がるから。
「勝手なこと言うなやっ。
ともは俺が幸せにする」
勢い余って、突き飛ばしてしもた。
流星、ガラスの扉に肩ぶつけて、
うずくまってる。
ほんまは、
やり場のない思いぶつけて、
殴りつけたい。
けど、そんなんしたら。
二人のこと、許したってことになってしまうやろ。
ドアの取手に、
指輪つけた手をぶつけたみたいで、
流星の指に血が滲んでる。
ほんまは、胸が傷んでる。
けど、謝りたくない。
そん時。
寮の東棟から、
誰か階段を降りて来る足音がして。
振り返ったら、
不安そうな顔したともが、そこに立ってた。
流星こと、
そんな切ない目で見るなや。
怪我してる指を、
心配そうに見つめて。
俺がおるから、
駆け寄られへんだけで、
すぐにでも手当てしてやりたいねやろ？
嫉妬心で身体中が支配されてく。
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fool(プロフ) - tmさん» tmさ〜ん💕コメント嬉しい〜🥹確かに史上初かもです〜見切発車で詳しい内容が決まってるわけではないのですが甘々な二人になるよう考えたいと思います🥰このどん底から赤くんが這い上がれるよう見守ってて下さいね〜 (11月18日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - 再始動嬉しいです( т т )！！こんなボロボロの赤くん、foolさん史上初めてですかね？！赤くん可哀想で可哀想で、とっても可愛いです()緑くんとの幸せな未来が待ってますように祈りながら読ませていただきます😭🙏🏻🙏🏻 (11月18日 14時) (レス) id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - mayumi811さん» ありがとうございます💕オリジナルの時からの読者様なんて🥺嬉し過ぎます。青くん落ちの素案は出来ているので、赤くん落ちの後、かけたらなあとは思ってます。先にはなると思いますが、よろしくお願いします😊 (8月24日 15時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi811(プロフ) - 原作も読んでいてとても大好きなお話だったので、今回うぇすとverが読めてとても嬉しいです。アンケート結果とは異なりますが、いつか原作通りに青くん落ちの結末も読みたいと思っているのでよろしくお願いいたします。 (8月24日 10時) (レス) @page22 id: f281936ba9 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 赤落ちに一票です！自分の全てを受け入れてくれるのは青だけだと恐れていた緑ですが、赤が緑の過去を知ったうえで受け止めた今、やっと青と赤は同じスタートラインに立ったと思います。どっちの彼といる自分が好きか、緑君にはよく考えて答えをだしてほしいです。 (8月24日 9時) (レス) id: 68f920d635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2023年8月21日 17時
