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「大毅、疲れたやろ？」
俺とは対照的に、
ともの態度は、前よりも他人行儀や。
前なら、おかえり、て、はにかんでくれたのに・・・
離れてたのは、１週間もない。
そんな短い間に。
ともは、めちゃめちゃ、綺麗になった。
流星に、抱かれたんやろ？
好きやから。
気付かんでええ事まで、見えてまう。
傷付くだけやのに。
これ以上は、傷付かれへんのに。
胸がズタズタで。
それやのに、俺はヘラヘラ笑ってる。
「なんか久々やな。照れるな」
学生寮の、ともの部屋。
俺の指定席の一人がけのソファに座ったけど、
ともは、いつもみたいに甘えてはこおへん。
「大毅、あの、」
俺の前に正座する勢いでさ。
今にも、別れ話を切り出そうとしてる。
その予感に、もう、頭がショートしてまいそうや。
「とも、こっちおいでや」
「あの、メールでも言うたけど、
大毅に話あるねん」
「うん。
やから、話は抱っこして聞くわ」
「・・・それは」
「そうや。
明日で冬休み終わるし、
どっか行こっか。
水族館にする？遊園地がええ？
レンタカーでも借りてさ、
いっそのこと静岡まで遠出してまう？」
「大毅、あの、」
ともは、人を言葉で傷付けることに慣れてない。
人を傷付けることを極端に恐れてる節さえある。
自分からは言い出されへんはずや。
卑怯者やって非難されても。
失いたくない。
「・・・はよこっち来いって」
ぐいっと手を引き寄せて。
きつく抱きしめる。
ともが困り果てた顔してんの、
見えへんかっても分かるけど・・・
ともの頭、
俺の肩に押し付けて。
「好きやで」
顔、見いひんまんまで囁く。
今のこんな情けない顔、見せられへん。
「俺は、大毅に好きって言ってもらえるような、
そんな資格ないねん」
「前にも言うてたな。
ほんまの自分を知ったら、
俺が離れるって。
俺、自信あるで？
お前から離れへん」
あの秘密を知ったことは、口が裂けても言われへん。
「大毅・・・」
ともが俺から離れて、
ラグの上にぺたんと座るから。
俺もずるずる、ソファから落ちていく。
指先を掴んで、握りしめた。
「俺は、子供の頃からずっと嫌われてた」
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fool(プロフ) - tmさん» tmさ〜ん💕コメント嬉しい〜🥹確かに史上初かもです〜見切発車で詳しい内容が決まってるわけではないのですが甘々な二人になるよう考えたいと思います🥰このどん底から赤くんが這い上がれるよう見守ってて下さいね〜 (11月18日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - 再始動嬉しいです( т т )！！こんなボロボロの赤くん、foolさん史上初めてですかね？！赤くん可哀想で可哀想で、とっても可愛いです()緑くんとの幸せな未来が待ってますように祈りながら読ませていただきます😭🙏🏻🙏🏻 (11月18日 14時) (レス) id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - mayumi811さん» ありがとうございます💕オリジナルの時からの読者様なんて🥺嬉し過ぎます。青くん落ちの素案は出来ているので、赤くん落ちの後、かけたらなあとは思ってます。先にはなると思いますが、よろしくお願いします😊 (8月24日 15時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi811(プロフ) - 原作も読んでいてとても大好きなお話だったので、今回うぇすとverが読めてとても嬉しいです。アンケート結果とは異なりますが、いつか原作通りに青くん落ちの結末も読みたいと思っているのでよろしくお願いいたします。 (8月24日 10時) (レス) @page22 id: f281936ba9 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 赤落ちに一票です！自分の全てを受け入れてくれるのは青だけだと恐れていた緑ですが、赤が緑の過去を知ったうえで受け止めた今、やっと青と赤は同じスタートラインに立ったと思います。どっちの彼といる自分が好きか、緑君にはよく考えて答えをだしてほしいです。 (8月24日 9時) (レス) id: 68f920d635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2023年8月21日 17時
