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「俺、しげに会えて良かった。
こんな友達は二度と出来へんて、分かってんのに。
俺は・・・ごめん」
「なんやねん。
感傷的が過ぎるで。
流星らしないわ」
ふざけたフリして、
流星の袴の肩を叩いて。
その背中に飛び乗る。
「しげ、なんで乗っかってくるねん。
重いって！」
せめて今日だけは。
昔みたいにはしゃいでもええよな？
「降りろって、子供か」
「嫌やあ。
おんぶしといて」
流星の肩越し。
カメラに向かって、
ちっこいピースを作る。
「おお、ええやん！」
照史先輩の声。
カシャッ、
シャッター音がした瞬間に。
自然と笑顔がこぼれた。
俺にはやっぱり、笑顔しかないよな。
・・・流星、とも。
ばいばい。
俺は、一人でも、俺らしい、頑張って。
二人に誇れる大人になる。
約束する。
また、会おうな。
ここで、みんな揃って。
その時は、若かったなあ、って、
言えるとええな・・・
謝恩会に続いて、青い鳥での二次会。
お祭り男の俺やもん、必死で盛り上げてる。
その隙に、イケメン流星が、とも姫を攫っていった。
「やっとか。
変な気ぃ使われんのも、惨めやったしな」
強がり吐いて、グラスを煽る。
隣にはいつの間にか、小瀧が立ってて。
「しげ、少しだけ、時間もらってもい？」
緊張した顔して、言うねん。
「別に明日から仕事始めの新学期まで、いつでも暇やで？」
そう言うたら、ほっとしたように、にこっと笑った。
小瀧は、こないに、ええ子やのにな、
なんで好きになられへんねやろ。
人の気持ちって、理屈やない。
青い鳥を出て、二人で夜道を歩く。
「送ってくわ。
言うても方向ほぼほぼ同じやけども」
小瀧が住んでる学生マンションは、駅の近く。
「しげの時間、１５分、もらえた」
小瀧が嬉しそうに笑うから、
俺の胸がぎゅっとなる。
振り向かへん相手を想う気持ち、嫌ってぐらいに分かるから。
「やから、別に明日から暇してるって。
いつでも会えるで」
「そんなん言うてええん？
しげ、酔うてるん？」
「酔うてへんで。酒飲んでない」
「・・・俺、期待してまうよ？」
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fool(プロフ) - tmさん» tmさ〜ん💕コメント嬉しい〜🥹確かに史上初かもです〜見切発車で詳しい内容が決まってるわけではないのですが甘々な二人になるよう考えたいと思います🥰このどん底から赤くんが這い上がれるよう見守ってて下さいね〜 (11月18日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - 再始動嬉しいです( т т )！！こんなボロボロの赤くん、foolさん史上初めてですかね？！赤くん可哀想で可哀想で、とっても可愛いです()緑くんとの幸せな未来が待ってますように祈りながら読ませていただきます😭🙏🏻🙏🏻 (11月18日 14時) (レス) id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - mayumi811さん» ありがとうございます💕オリジナルの時からの読者様なんて🥺嬉し過ぎます。青くん落ちの素案は出来ているので、赤くん落ちの後、かけたらなあとは思ってます。先にはなると思いますが、よろしくお願いします😊 (8月24日 15時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi811(プロフ) - 原作も読んでいてとても大好きなお話だったので、今回うぇすとverが読めてとても嬉しいです。アンケート結果とは異なりますが、いつか原作通りに青くん落ちの結末も読みたいと思っているのでよろしくお願いいたします。 (8月24日 10時) (レス) @page22 id: f281936ba9 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 赤落ちに一票です！自分の全てを受け入れてくれるのは青だけだと恐れていた緑ですが、赤が緑の過去を知ったうえで受け止めた今、やっと青と赤は同じスタートラインに立ったと思います。どっちの彼といる自分が好きか、緑君にはよく考えて答えをだしてほしいです。 (8月24日 9時) (レス) id: 68f920d635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2023年8月21日 17時
