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ほんまは、話してるんも辛かったんやと思う。
程なくして聞こえてきた寝息。
あどけない寝顔見てたら、
胸がきゅって鳴いた。
俺はこの子が好きで好きで。
自分でも、この暴れ出しそうな感情持て余して、
苦しいぐらいに。
理由なんか分からへん。
理屈やないねん。
冷えピタ、おでこに貼っつけて、お粥作って、
ベッドんとこに戻ったら、
ともは布団に小さく丸まってた。
寒いんかな。
俺があっためてやりたい。
別れ話されてんのにな。
迷ったけど、
そっと布団の中に潜り込んで。
寒さに少し震えてる、ともを抱きしめた。
すごい熱やのに、寒気が止まらへんねや。
「可哀想に。
俺にうつしてまい」
思わず呟いて、
艶々の髪を撫でる。
寝苦しそうにしてるのに、
ともは幸せそうに微笑んだ。
幸福感で胸が満たされた時。
「・・・く、ん、あったかい」
ともが何か呟いた。
藤井くん、あったかい。
そう言うたんや。
はっきり分かって・・・
どう足掻いたかって、
俺は流星にはなられへんし、
変わっていく、
人の心ん中までは縛ることは出来へん。
それでも。
形だけの彼氏でもええ。
俺は・・・
一体、どこへ向かおうとしてんねやろ。
翌朝には、ともの熱は下がったけど。
大事をとって、大学は休んだ方がええ言うて。
ともを寝かせて、
俺一人、学生寮から登校する。
寮の真ん前で出くわした俺を見るなり、
流星、めっちゃ傷付いた顔してさ。
ほんまは、
自分がそばにおって、
看病してやりたかったやろうな。
俺、想い合うてる二人に酷いことしてる。
なりふり構わず邪魔して、
引き裂こうとして。
そんなんしても、
余計に二人は惹かれ合うだけやのに。
「おはよう」
声かけたら、
流星は、苦しそうに顔歪めて。
「うん」
そうとだけ答えた。
ほんまは、とものことが心配で、
気になって仕方ないくせに。
「ともの熱は下がったで。
けど今日は休ませた」
「そっか。良かった」
ほっとして、胸を撫で下ろしてる。
「一晩中、うなされとって可哀想やったけど、
朝は復活して、
お粥食べとったで」
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fool(プロフ) - tmさん» tmさ〜ん💕コメント嬉しい〜🥹確かに史上初かもです〜見切発車で詳しい内容が決まってるわけではないのですが甘々な二人になるよう考えたいと思います🥰このどん底から赤くんが這い上がれるよう見守ってて下さいね〜 (11月18日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - 再始動嬉しいです( т т )！！こんなボロボロの赤くん、foolさん史上初めてですかね？！赤くん可哀想で可哀想で、とっても可愛いです()緑くんとの幸せな未来が待ってますように祈りながら読ませていただきます😭🙏🏻🙏🏻 (11月18日 14時) (レス) id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - mayumi811さん» ありがとうございます💕オリジナルの時からの読者様なんて🥺嬉し過ぎます。青くん落ちの素案は出来ているので、赤くん落ちの後、かけたらなあとは思ってます。先にはなると思いますが、よろしくお願いします😊 (8月24日 15時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi811(プロフ) - 原作も読んでいてとても大好きなお話だったので、今回うぇすとverが読めてとても嬉しいです。アンケート結果とは異なりますが、いつか原作通りに青くん落ちの結末も読みたいと思っているのでよろしくお願いいたします。 (8月24日 10時) (レス) @page22 id: f281936ba9 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 赤落ちに一票です！自分の全てを受け入れてくれるのは青だけだと恐れていた緑ですが、赤が緑の過去を知ったうえで受け止めた今、やっと青と赤は同じスタートラインに立ったと思います。どっちの彼といる自分が好きか、緑君にはよく考えて答えをだしてほしいです。 (8月24日 9時) (レス) id: 68f920d635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2023年8月21日 17時
