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昼休み。
藤井くんて、マイペースが過ぎてる人やから。
気付いてんのか、気付いてへんのか。
外野の声なんか、どうでもええみたい。
いや違う。
故意にや。
いつもなら、屋上で待ち合わせやのに。
俺の席まで来て。
「神山、飯、行こ」
はっきり声にしたもんやから、
教室中がざわめき出した。
「あの噂、マジか」
「げーいー」
鋭利なナイフのような言葉だけが、
はっきりと聞こえてくる。
「俺、一人で食べるから」
なんとか声を絞り出して、教室を逃げるように後にする。
「神山、どしたん、待ってや」
藤井くん、後を追いかけてくるねん。
いつも焦らん人やから、ゆっくりと。
そやから、屋上とは反対に、階段、駆け降りてく。
踊り場まで来た時。
いきなり、頭の上から、冷水が降ってきた。
何が起こったんか、最初、分からへんかった。
ずぶ濡れになった制服。
見上げると、
ニヤニヤしたクラスメイトたちが、
空のバケツをかざしてる。
１１月の冷え込む廊下。
あっという間に体温奪われて、寒くて、ガタガタ震え出す。
頭、真っ白になりかけてた。
「お前ら、何するねん！」
藤井くんの声に、はっとした。
ここから逃げな。
こんなとこ、藤井くんにだけは見られたくない。
いつの間にか、学年中の生徒が集まって来てしもてる。
俺の目の前にも、無数の制服の群れ。
まるでモンスターのような奴らが、
俺を取り囲んで、身動き出来へん・・・
膝から崩れ落ちるようにして、
その場にうずくまる。
俺は、生きてるだけで、人に不快感を与えてまうねや。
悪魔の子やから。
「どけや。通せ」
声のする方に、視線だけ送ると。
人垣をかき分けるようにして、
藤井くんが、階段を駆け降りて来るのが、視界に映った。
見たことないような、必死な顔してる。
「神山、大丈夫か？」
俺の前に来てひざまづくと、
俺の制服のジャケット脱がせて。
自分の制服のジャケットを肩から被せた。
藤井くんの匂いに包まれて、
まるで守られてるように感じる。
「神山、立てる？」
まるで二人きりの錯覚起こしかけた時。
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fool(プロフ) - にんさん» 分かりましたよ〜ありがとうございます😄 (8月5日 17時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
にん(プロフ) - foolさん» ありがとうございます🌼プロフのサイドメニューを開く、よりメッセージへ行けると思うのでご確認いただければ幸いです。お手数をおかけし申し訳ありません。よろしくお願いします。 (8月5日 16時) (レス) id: 4b2b762418 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - にんさん» やったことはないのですが、ボードのところから見れますか？送ってみて下さい〜 (8月5日 16時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
にん(プロフ) - foolさん» foolさんはメッセージお読みになられますか？ボードではなく、メッセージです。自分勝手なんですけど…どうしても贈りたいものがあって…てへへ💦 (8月5日 16時) (レス) id: 4b2b762418 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - にんさん» にんさーん💕にんさん好みかな〜と勝手ながら期待しちゃってましたよ〜絵も描かれるのですね❗️私はまるで門外漢なのでおかしな表現などありましたら見逃して下さいね〜緑くんを奪い合う赤青の葛藤お楽しみに💕 (8月4日 21時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2023年1月1日 20時
