27 ページ28
A視点
お薬を受け取って、ミヤコさんに車椅子を
押してもらいながら車に向かった。
ミヤコ「学校、どうする？今日は休んじゃう？」
『ううん、少しだけでも行くよ。
帰りは……頑張る。』
ミヤコ「なら、ルビーとか、アクアとかに
お願いしてみたら？」
『そうしようかな……』
車の助手席に座って、ふと注ぎ込んできた
日差しが眩しくて、少し目を細めたら、
ぽんっと頭に手を乗せられた。
『……どうしたの？』
ミヤコ「なんでもいいから、私に言ってね。
溜め込みすぎちゃ、だめよ。」
『………うん、気をつける。』
ちらりとサイドミラーを覗き込めば、
ママの生き写しのような顔が目に飛び込んできた。
これは、ママじゃない。
みんなに希望と夢を与えれる
光のような
これは、私。
自分の存在を確かめるように鏡をのぞき込むのは、
癖になってきているかもしれない。
………いつからだったっけ、この癖がついたのは……
ミヤコ「ねぇ、Aはお昼何が食べたい？」.
『……えっとね……パスタが食べたいかな……』
ミヤコ「それじゃ、お店行きましょ、
ちょっといい所の。」
『ほんと？すごく楽しみ……』
それから2人でゆっくり食事を取り、
また車に揺られながら学校へと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 904人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺 - 面白いです。更新頑張ってください。 (12月22日 10時) (
レス) @page31 id: 6d8d02440e (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - めっちゃ面白いです！これからも更新がんばってください！応援してます！ (12月4日 20時) (レス) @page29 id: a121ad2e0e (このIDを非表示/違反報告)
pgAGOuFv2Do51qQ(プロフ) - 面白かったです。 (11月20日 17時) (レス) id: 1b045520ed (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - 面白かった！！また見ます！ (11月13日 21時) (レス) @page27 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - めちゃ面白そうです！！これからですが応援させていただきます！ (11月12日 14時) (レス) id: f42c999625 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒白の猫 | 作成日時：2023年8月10日 23時
