7話【チャイルドセレモニー】 ページ9
Noside
AがNRCに来てから翌日。
NRCの式典にて。
学「えー、はい。」
学園長が一つ声を零すと、全校生徒はそちらへ注目する。
学「本日から、このナイトレイブンカレッジで見学を行ってもらうことになりました。A・マティアフォンくんです！さあご挨拶を！」
学園長の隣に立つのは、小さなピンク色の子供。
『ちわ〜………。』
目を擦りながら、気だるげに口から出た言葉はそれだけだった。
Aの今の心情は2つ。
眠い。
そしてもう1つ。
男多くないか？
そう、彼はNRCを共学だと思って見学に来た始末。
だがお生憎様、ここに女子生徒は一人もいない。
学「皆さん、仲良くしてあげてくださいね！問題は起こさないように！もしこの子に何かあれば、学園の面子が、ああいえ、教育者として非常に心苦しい！」
見え透いた学園長の言葉に、生徒の半数は呆れる。
こうして式典は終わり、ぞろぞろと生徒が帰って行く。
ボーッと見ていたAだが、肩をトン、と優しく叩かれ、そちらを振り向く。
ｶﾘﾑ「よう！オレはカリム！こっちはジャミルだ！！これからよろしくな！！！」
そこには、太陽の様な眩しい笑顔でAと目線を合わせているカリムの姿があった。
だが、Aはカリムの笑顔には見向きもせず、カリムの耳についているイヤリングを指さす。
『これ、ほしー。』
ｶﾘﾑ「ん？コレか？」
カリムはチャラ、と黄金のイヤリングに触れる。
Aはこくこくと頷いて、「よこせ。」と今度は子供らしかぬ言葉を吐いた。
隣で見ていたジャミルは、
(何だこのクソガキは。)
と隠す気もなく顔を顰める。
ｶﾘﾑ「これは大事な物なんだ！だから、あげることは出来ない！！」
ごめんなー！と悪びれもなく言うカリムに、Aは小さく舌打ちした。
その舌打ちが当然カリムの耳に入る訳もなく、
ｶﾘﾑ「その代わり、今度Aの歓迎を兼ねて宴を開こう！ジャミルの飯はウマいんだぜ〜！！」
今度はジャミルが舌打ちをする番だった。
続く (更新停止中)
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さにかん(プロフ) - なんだろ…僕の男主くんと絶対に合わないやつじゃん… (7月24日 13時) (
レス) @page9 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - すんごい生意気だけど、そこがとっても可愛い♡すごく好き♡ (7月22日 14時) (レス) @page9 id: 720da0f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
RIKI(プロフ) - 待ってwww男主クソガキすぎるwwwww、、、、、ところで男主よ、私と一緒に来ないか、、？？(おまわりさーん) (7月22日 3時) (レス) @page9 id: 885fa31fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年7月18日 3時
