3話 ページ5
Aside
学「と言っても、Aくんはまだ9歳なので理解は難しいかと思いますが…ただ、Aくんにもエレメンタリースクール用の試験などを用意しているので、生徒や先生方にエレメンタリースクールの勉強を教えて貰ってください！もちろん、私にも聞いてくれてもいいんですよ？なにせ、私優しいので！」
話なげぇー。くらいの気持ちで学園長の話を聞き流していると、どうやら終わったらしく、父と母が立ち上がる。
母「少しヤンチャな子ですが、これからAをよろしくお願いします。」
学「ええ、任せてください！うちの生徒もきっと彼と比にならないくらいヤンチャなので……。」
こうして話が終わり、父と母を見送るために学園の外へと出た。
父と母は俺を思いっきり抱き締めて、バスへと乗り込んで行った。
バスが見えなくなるまで学園長と見守る。
特に、寂しいとかそういうのは感じ無い。
ただ、不安は大いにある。
本当にこの学校に任せていいのか？
こんな可愛い息子を。
学「さて！まずは荷物を置きに行きましょうか。貴方が生活する寮へと案内しますね。」
学園長が踵を返して歩き始めるが、俺にはもうそんな体力残ってない。
『くろうりー、だっこして。』
学「私のことは学園長と呼んでください。」
『がくえんちょー、だっこ。』
学「………はあ、仕方ないですね。沢山移動して疲れてるでしょう、今日だけは抱っこしてあげましょう。今日だけですからね。」
学園長に持ち上げられ、視線が一気に高くなる。
そして学園長が向かう先に見えたのは、くそボロい屋敷。
まさか、ここが寮なわけないよな。
人から預かった子供だぞ？ないない。
そんな俺の思いも虚しく、学園長はボロ屋の扉を開けた。
学「さ、ここが貴方の家です。大きいでしょう？」
『ぼくここやだ。ちがうとこがいい。』
学「大丈夫です、ここには監督生さんとグリムくんという素敵なルームメイトがいますから、彼らと共に過ごしてくださいね！」
何も大丈夫じゃないこと言われた。
学「今は授業中でいないので、彼らが帰ってくるまで待ちましょうか。さ、降りてください。」
『ここやだー！ぼくきれいな家じゃないとねれない！』
足をジタバタさせて、学園長に抵抗する。
学「わわわ、暴れないでください！残念ながら、寮の空きがここしか無いんですよ。ほら、住めば都とも言いますし…。」
ボロいって分かってて言ってるじゃねーか。
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さにかん(プロフ) - なんだろ…僕の男主くんと絶対に合わないやつじゃん… (7月24日 13時) (
レス) @page9 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - すんごい生意気だけど、そこがとっても可愛い♡すごく好き♡ (7月22日 14時) (レス) @page9 id: 720da0f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
RIKI(プロフ) - 待ってwww男主クソガキすぎるwwwww、、、、、ところで男主よ、私と一緒に来ないか、、？？(おまわりさーん) (7月22日 3時) (レス) @page9 id: 885fa31fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年7月18日 3時
