ぷろろーぐ ページ1
『チッ、このポンコツが。』
パチンコで新しく入った台を打つのが、ニートである俺の仕事。
画面に映る"ハズレ"の文字を見て、台を蹴りながらタバコを吹かす。
『あーあ、今日もダメだ。帰ろ。』
持ち金を無くした俺は、途中で酒を買うことも出来ずにイラつきながら帰る。
家に帰ってはババアの小言をBGMに、冷蔵庫を漁る。
適当にツマミを持ち出しては、また自分の部屋へと閉じこもる。
充実しているはずなのに、退屈に感じる毎日。
あーあ、俺もなんかすげえ超能力持って、チヤホヤされてーなあ。
最近見たラノベ漫画を思い出しながら、ウトウトと瞼が重くなっていく。
重力に従って目を閉じると、意識はそのまま夢の中へ。
オギャアアアアアアアアア
次に意識が覚醒したのは、赤ん坊の泣く声を耳にした時だった。
うるせえなあ、こっちは気持ち良く寝てんのに。
オギャ、オギャアアアアアアアアア
目を開けようとするが、目が開かない。
そして次第に気付く。
この声、もしかして俺の口から出てる？
「おめでとうございます。立派な男の子ですよ〜。」
ああ、ついに俺、転生しちゃった？
きっと神様が俺の要望に応えてくれたんだ。
ウハウハな気持ちで始まった、第二の人生。
数年経ち、幼少期からヤンチャし過ぎた俺は、親戚の家へと預けられることとなった。一生。
父「ほら見てハニー。なんて可愛い子"達"なんだ！」
母「ええ、そうね。ようこそ迷える子羊ちゃん達。ここが新しい家で、あたしたちが新しいママとパパよ。」
しかし、この親戚たちは勇気がある。
なんたって、15人もの子供を一気に引き取ると言い出したからね。
「フィー！！！！」
「イェーイ！！！」
家に解き放たれた子供たちは、好き勝手に暴れ回る。
『ねえまま、なんでこのてれび、ちゃんねる１こしかうつんないの？』
ソファにドカッと座って、リモコンをポチポチと操作する。
使えねえテレビ。
父「…僕たち、ちゃんと育児出来るかなあ…。」
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さにかん(プロフ) - なんだろ…僕の男主くんと絶対に合わないやつじゃん… (7月24日 13時) (
レス) @page9 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - すんごい生意気だけど、そこがとっても可愛い♡すごく好き♡ (7月22日 14時) (レス) @page9 id: 720da0f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
RIKI(プロフ) - 待ってwww男主クソガキすぎるwwwww、、、、、ところで男主よ、私と一緒に来ないか、、？？(おまわりさーん) (7月22日 3時) (レス) @page9 id: 885fa31fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年7月18日 3時
