n.24 ページ24
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「正直、この1年特に運動もしてないけど、みんなの何倍も何百倍も努力したい。本当なんの根拠もないけど。頑張りたい。」
海斗の目を真っ直ぐ見て、そう言った。
「海斗、あの時は、八つ当たりみたいに、本当にごめん。海斗も心配してくれてたのに、子どもでごめん。」
宮近海斗とは高校からの仲だ、そこから一緒に夢を追いかけて来たのに。
こんなに連絡を取らなかったのは初めてで。
「...次、勝手なことしたら絶対許さないかんな。」
そうやって、怖い顔して、堪えきれなくなって
海斗が笑った、あ、いつもの海斗だ。
「えぇー！なんでこっちの海斗が泣いてんの？」
松倉の顔見てびっくりしてる元太。
「...だって良かったじゃん、もう一生揃わないかと思ったし。」
「泣くな〜松倉〜！」
そうやって、のえるくんが甘やかして、しずやが笑って、元太も笑って、しめも分からずニヤニヤしてて、海斗が笑って。
あぁ、これが日常だったって。
「あ、こっちの海人も泣きそうな顔してんじゃん。」
しめが指さして笑ってる。おれのこと？
「泣いてねぇし！」
「うるうるしてるー！！」
「海人〜泣くな〜！！」
「久しぶりに見たね、のえるくんが海人甘やかしてんの。」
幸せだった。嬉しかった。
「宮近、円陣組む？」
元太が言った。
「海人、着いてこれなくても承知しないからな？
この7人で、もう1回ハリウッド目指しちゃっても、いいですか！」
「「「「「「「賛成ーーーーーー！」」」」」」」
次こそ、夢を叶える。絶対に。そう誓った。
ハリウッドまで行けたら、Aちゃんに、
ちゃんと好きって伝えたい。
小さく、心にもう1つ、誓って。
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うみ、大丈夫だったかなぁ。
私の方がソワソワしちゃう、元太くんもいい子だし、きっとみんなも受け入れてくれると思うんだけど。
うみが笑顔で帰ってきたら、今度元太くんをおうちに呼んでパーティしよう。一緒にYouTube見るって約束したしね。
「北村さん、なんかソワソワしてるね。何かあった？」
そんな声が聞こえて顔を上げると、
「加藤さん！」
「1人で、百面相してるから、思わず声かけちゃった。」
「恥ずかしいです。」
「こないだ言ってた、空いてる日、教えて貰っていいかな？」
2週間後、2人でご飯に行くことになった。
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はるかぜ(プロフ) - はじめまして！とても好きな世界観のお話で、一気に読んでしまいました(^^)ぜひ続きが読みたいです！！更新楽しみにしております(^^) (2019年8月13日 23時) (
レス) id: b6c810e4ec (このIDを非表示/違反報告)
まぶた(プロフ) - 続編楽しみにしています(;_;)頑張ってください！ (2019年8月5日 2時) (レス) id: 4fd23ee764 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 続編楽しみに待ってます…！ (2019年8月4日 10時) (レス) id: 151d13b258 (このIDを非表示/違反報告)
真空(まそら)(プロフ) - 読み進めていくうちに泣いてしまいました。更新されるのを楽しみにしています。 (2019年7月15日 0時) (レス) id: 20aeabfe2b (このIDを非表示/違反報告)
るん - 更新されていて飛び跳ねるほど嬉しかったです（ ; ; ）これからも楽しみにしております（ ; ; ） (2019年6月7日 7時) (レス) id: 151d13b258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ | 作成日時：2019年4月5日 12時
