54 ページ22
ったく、平和じゃねぇなぁ…
side 続行←ホラー
＿＿＿＿＿＿＿＿
ギチ、ギチと腕が反抗する。
だが小さくなったら力も弱くなったみたいで、エラーの糸を引き千切ることはできなかった。
暫くすると動きが止まる。
ｲ「うわ…何これ…」
ｴ「見たことねぇな。こんな腕のモンスター、いたか…？」
エラーが口元に手を当て、困り顔で僕を見る。
ｲ「うーん…今度ドリームに聞いてみようかな」
そう言いながら、腕のことについてマフラーに記しておく。
気持ち悪いほど静かになった腕を見つめていると、突然。
その腕がボロボロに崩れて、赤い破片が花弁のように散らばった。
ｴ「⁉」
ｲ「はぁ⁉」
モンスターの体の消失の仕方と全然違う!!!
ｴ「罠だったのか？」
ｲ「わ、分かんない…。」
僕は一度筆を取り出し、地面に小さな瓶を描く。
途端にそれと似たガラス瓶が地面から飛び出し、僕の腕に収まった。
その中に、赤く散らばったそれを入れる。
ｲ「…調べよう。」
ｴ「…あぁ。あと…ちょっと立てインク」
突然、エラーが言った。
困惑しながらも立ち上がると、突然腹部に痛みが。
ｴ「やっぱり、お前とここに来たのが間違いだった。お陰で労力が無駄になっただろうが！」
呻き倒れる僕にエラーが少し怒気の含んだ口調で言った。
僕は…なんでだろうか。その時に限ってすぐに意識を失ってしまった。
…エラー、何で……接触恐怖症は？←
＿＿＿＿＿＿＿＿
結局、収穫出来た情報は腕しかなかった。
生き残っていたやつは一人もいなかった。
…消し去られていた、と言う方が正しい。
あの紫色の糸があったって事は、俺を散々苛つかせた”あいつ”が関与しているってことに間違いなさそうだ。
それに、あの腕だ。
”あいつ”はどう見ても”人間”の姿をしていて、不気味に微笑んでいるだけだった。
が、どうにもあいつの容姿と能力と、あの腕が釣り合わない。
もしあいつの腕としたら、最初に使うはずだよな。その方が「邪魔者」と称された俺を倒しやすい筈なのに。
考えるだけ無駄…。
そう判断した俺は(俺に)殴られて気絶しているインクを糸でさっきの腕と同じようにグルグル巻きにして宙に吊り上げながら、ポータルを開いた。
いい気味だ。
このまま永遠に寝てろ。ｸｿインク。
＿＿＿
＿「君は今日が命日でもいいと遠回しに伝えてきているのかい？」
作「えっ…」←新しい作品に手を出そう(一つ出してる)としている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちくわの天ぷら(プロフ) - ろきるふぇのんさん» 縺ゅｊ縺後→縺:ありがとうございます！今スマホとパソコンで試してるのでやってみます！ (2023年3月13日 13時) (
レス) id: dbf2b02987 (このIDを非表示/違反報告)
ろきるふぇのん(プロフ) - ちくわ様！ここhttps://uranai.nosv.org/uploader/で画像アップしてURLコピペしたらいけると思います…！ (2023年3月13日 1時) (レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわの天ぷら(プロフ) - ふたば星人さん» コメントありがとうございます‼︎嬉しさの極み（ ; ; ） (2022年7月28日 11時) (レス) id: dbf2b02987 (このIDを非表示/違反報告)
ふたば星人(プロフ) - 面白いです！次が凄い楽しみ…(*´꒳`*) (2022年7月28日 0時) (レス) @page22 id: ec0cd20f80 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわの天ぷら(プロフ) - ワイワイさん» そうなんですか奇遇ですね僕も課題に手が付かないんですよ…ﾀﾋ← (2022年6月18日 21時) (レス) id: d707169473 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
