学び舎の恋【SEVENTEEN】 (ページ2)

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特別時間2:MH ページ2

月に二回しかないミョンホ先生との団欒の時間を‥‥‥あの教頭め

「でもその日衣装の買い出し行くことになったんで、先生に会えないのは我慢します」
「文化祭の？」

パウンドケーキを食べながらお茶を飲んでる姿も絵になるんだよなあ

「Aは衣装係なの？」
「そうですよ。私家庭科部でも被服部門ですから。隣町に安くて種類の豊富な問屋さんがあるんですよ。そこに行く予定です」

ミョンホ先生とこんな雑談できるようになったのもつい最近だし、すごいうれしい。私に興味持ってくれてるって自惚れちゃううううううう

「‥‥‥‥‥‥‥そこまで何で行くの？」
「え？あー？クラスの子のお兄さんが車出してくれるらしいです。一人で行く予定だったんで助かります」
「は？」

先生の手に握られてケーキが崩れ落ちる
初めてあった時ぶりの怖いお顔！！！

なんで？なんで？なんでですか！？

「その人に会った事あんの？」
「去年卒業した人らしいですけど‥私は知らないんですけど‥‥あっちは知ってるそうで‥‥あのミョンホ先生？」

段々とすっごい怖いっていうか難しい顔になってきた
何か気に触ること言ったかな？

「その日の約束断っといて」
「え？でも買い出し結構な量だし、一人じゃ‥」
「○○駅の○○ビル前に10時」
「‥‥‥それって‥」
「‥一分でも遅刻したら帰るから」

それだけ言ってプイってイーゼルの前に行っちゃった

それって
これって
もしかして

「デートって事でいいんだよね、ミンギュ先生！」
「いやただの校外引率でしょ」

ミンギュ先生が一人の時間を狙って相談したんだけどこんな返事

「えー‥デートだって言ってよー」
「引率です‥‥‥‥でも、ミョンホがわざわざ車出してくれるのは珍しいかも」

ですよね！！
本当はただの引率って分かってはいるんだけど、自分の都合よく考えちゃう

だってミョンホ先生の事好きなんだもん

恋する乙女は
盲目的なんです

楽しみだなあ

【第四水曜日：９時３０分】

A‥緊張のあまり吐きそうです

恋い焦がれてるミョンホ先生のお車に乗るだけでなく、一緒に買い物に行くなんて

今日の為におろした白のレースチュニックに濃いめのデニ厶のショートパンツ
バッグは荷物がいっぱい入る薄いピンクのトート
髪はゆるっと巻いてポニーテール
おしゃれより移動効率重視でスニーカーにしたけど…変じゃないかな？

ビルの窓ガラスを使って何回も衣装チェック

変じゃないよね汗