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第97話 手招きする真実の元へ ページ7

貴)「私―――ねぇ。」

ア)「ん?どうかしたか?」

貴)「んー・・・あのさー。話がわかりにくい。」

ア)「・・・もっとあっさり言うとな。
昔、エリザがいじめられて、狐雪がその復讐か何かでいじめた奴らを殺して、行方を眩ました・・・ってことだ。
詳しくいうと疲れる・・・っていうか、傷口抉られるからな・・・。」

貴)「ふぅん・・・。」

実は、けっこう驚いてる。
昔から狐雪さんがいたってことは、あの鏡にも映るはずなのに・・・。
あれは全て幻?
嘘―――だった?

あぁ、だめだ。
わからないことが多すぎて目が回る。
というか―――あーもうどーしよー。
・・・アーモンドしよう!←

貴)「と、とりあえず、それと私に何の関係が・・・というか、え?あれ?えーっと・・・え?」

ア)「はぁ・・・落ち着け、確かに、お前は覚えてないかもしれない。
でも、それでも、絶対に何処かで会ってるはずなんだ。」

貴)「んー・・・いや、ごめん。私はその人と会ったことはないよ。絶対に。」

だって、会ってたら絶対忘れないもん。
私はあそこから出る前には―――あ。

貴)「そういえば・・・・・・。」

もうかなり前のことになる。
私が、あの部屋にいたとき。

私には―――記憶がなかった。
気づいたら、あの部屋にいた。

それなら―――辻褄があうかもしれない。
もし、私の今ある記憶のもっと前。
そのときに、私と狐雪さんがあっていたとしたら―――。

いや、違う。
少なくとも、私は100年以上―――あれ?

私は、100年以上生きてる―――?
私は―――何年生きた?

貴)「あ、れ?」

どうして、今まで気にしなかったんだろう。
私は人間だ?ふざけるな。私はどう考えても異常だろ?
もう、10000年以上は生きてる自覚もある癖に。
あの異常な部屋にいた時点で、私は人ではない、はずなのに。


―――どうして、気づかなかったんだ・・・?―――


ア)「A ・・・?大丈夫か?おい!」

貴)「や・・・違う。気づかなかったわけじゃない、けど・・・・・・あれ?」

ふと、頭にある言葉が浮かんだ。

―――記憶の改竄―――

もしかするともしかするかもしれない。
もし、そうなら・・・―――。

私は、彼女の何だったんだろう?


手招きする真実の元へ

(知りたいのなら思い出すしかないでしょう?)

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Yuki usagi(プロフ) - うがーo(`ω´ )o元気? (2012年11月13日 18時) (レス) id: 9d9bb77bf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鮮裏 | 作成日時:2012年10月20日 23時

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