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『はよ。』


実「ぁ。おはよ。」









ん?









何かいつもと違う匂いがする。









『ねえ、実彩子シャンプー変えた?』


実「えっ。何で?」


『実彩子は香水つけないし、
いつもと違う匂いするからシャンプーかな
って。』


実「実はさ…」西「おい。忘れもん。」









実彩子に、スッとリップグロスを
渡した西島さんは、スタスタと自分の
デスクへと向かった。









『え?どういう事っ!?』


実「ランチの時に話すわ。」









実彩子は、そう言って
デスクへと向かい私は、首を傾げた。









與「入り口で何しとるん?」


『ぅわっ!』


與「ははっ。はょ。」


『おはよーございます。
あ。ちょっと給湯室に来て下さい。』









女性社員からの視線が痛くて
給湯室へと呼び出した私は、荷物を一度
自分のデスクへと置きタンブラーを
持って部署を後にした。









與「どうしたん?」









同じくタンブラーを持った與さんが
給湯室に入って来た。









『はい。忘れ物です。』


與「あ!
やっぱりAんちに忘れたんやな!
朝、無かったから探しとってん!」


『会社員が
名刺入れ忘れてどうするんですか。』


與「ホンマやな。笑」


『ほら、またそうやって笑って
反省してないですよね?』









昨日の失礼な言動の時と良い
彼は楽観的なのかもしれない。









與「まあ、細かい事はええやんか!
てか、何でココなん?」


『だって女性社員の視線が痛いんですもん。』


與「あ〜。気にせえへんでエエのに。」


『なんの為に愛想振り撒いてると
思ってるんですか。』


與「皆、Aには何も出来へんから
大丈夫やって。」









珈琲を淹れ終えた與さんは、
私の頭をぽんっと触り部署へと戻って行った。









『頭触るの好きなのかな…。』









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あい - 楽しみに待ってます(;_;) (2016年8月28日 19時) (レス) id: 42e31acb04 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - あいさん» お待たせしてしまい申し訳無いです( ´・ω・` )もう少しなので、お待ちください(。>艸<) (2016年8月28日 18時) (レス) id: 4de9eeac12 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続きが気になります( ; ; )もう少しで私がリクエストしたところ入りますか(;_;)?? (2016年8月28日 15時) (レス) id: 72bc5ee288 (このIDを非表示/違反報告)
えーらぶ - リョーカイです!\(^∀^)/ (2016年8月25日 18時) (レス) id: d78f782f03 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - しんちあさん» ありがとうございます(#^.^#)えっと、どういう事ですか? (2016年8月25日 15時) (レス) id: 4de9eeac12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tiko | 作成日時:2016年7月23日 23時

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