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039号室 ページ40

私が
にっしーと付き合う?




『そんな訳無いじゃん。』



真「Aは、
にっしーの事が好きなんやろ?」




右の眉を垂らして問い掛けてきた真司郎。


やっぱり
真司郎は少し頭が悪いみたい…




『真司郎って馬鹿なの?
私が、にっしーの事を好きな訳無いじゃん。』



本当に真司郎って馬鹿…



私が好きなのは真司郎なのに…。




真「昨日の夜、ココでにっしーに好きって
言っとったやん。」


『え?』




何を言ってるんだろう…




真「にっしーとキス…しとったやん!!」

『へっ?』




私が、にっしーとキス…?




『そんな事してないよ?』


真「しらばっくれんなや。
昨日の夜、Aが飛び出して
俺追いかけてココでキスしとるん
見たんやから!!」




怒鳴る様にそう言った真司郎。




『え?昨日の夜…?』

真「おん。昨日の夜。」




追い掛けて来てくれたんだね…




『確かにキスはされた。

けど…、唇じゃないよ?』


真「は…っ?」


『瞼にされたの。』


真「はっ?

俺の勘違い…。」




そう言った真司郎は
ふわっと私の事を抱き締めた。



『真司郎…?』


真「ホンマに唇やないんやな?」


『うん、唇じゃないよ?』




ちゅっ…




え…?


何これ、どういう事…?



私、



真司郎とキスしてる?




真「良かった…。」


『へっ…?』



唇を離した真司郎は、
少し頬を染めてそう言った。




真「俺、にっしーに嫉妬しとったわ。」

『え?』

真「俺が追い掛けたんに、
好きって言い合っとるしキスまでしとるし…

昨日、全然寝られへんかった。」

『それって…』









真「A、お前の事が好きや。」




私の目の高さに合わせてしゃがみ込み
そう言った真司郎。




『嘘…。』


真「嘘やないで。

ほら…。」



真司郎は私の頭をグイッと
自分の胸に押し当てた。



ドクンドクンと激しく鳴り響く
真司郎の胸の音。




真「俺をこんなんにした責任取ってや?」




真司郎は私の肩を掴み
体を離すと私の目を真っ直ぐと見た…









真「A、俺の女になれ。」









ガサッと音を鳴らして
地面に落ちた傘。


雨は上がり明るい太陽が顔を出して、
真司郎がキラキラと輝いて見えた。









『私も、真司郎の事が好き。』

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オーバー - めちゃくちゃ感動しました〜(泣) (2018年5月25日 0時) (レス) id: 4343d9fd82 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます(*^^*)これからも頑張ります(*´∀`)また、是非感想をお聞かせ下さい(*´Д`*) (2016年4月2日 6時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
さつき - この作品すごく感動しました!めっちゃええ話です^ - ^これからも頑張ってください^_^ (2016年4月2日 2時) (レス) id: d7e0fe0e7b (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - 聖依華さん» ありがとうございます(*´ω`*)新作も宜しくお願い致します(*^^*)(*^^*)当分は真ちゃん落ちかと思われます。笑 (2016年3月1日 21時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
聖依華(プロフ) - Love最高でした!ありがとうございました!新作も読ませていただきます!これからも真ちゃんオチ待ってますっ! (2016年2月29日 22時) (レス) id: dc293909fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tiko | 作成日時:2016年2月22日 16時

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