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034号室 ページ35

それから
実彩子特製
ミルクチョコレートカレーを
食べて真司郎がお風呂に入り、
私は直也くんの前に入った。



今日は真司郎と眠る日。



真司郎は先に部屋に戻ってるから
お風呂から上がって、
急ぎめで真司郎の部屋に行った。



『入るよ?』

真「…………」



あれ?返事が無い…。


そう思い部屋の扉を開けると
ベッドで本を開いたまま眠る真司郎。


きっと
本を読んでるうちに寝ちゃったんだ。



本にしおりを挟み
ベッド横のサイドテーブルに置いて
電気を消した。





月明かりの綺麗な夜だった。





私が布団に入ると、
ぎゅうっと私を抱き締めてきた真司郎。




『真司郎…?』





真「俺から離れんといて…
×××…。」







まただ…。



いつの日か、聞いた名前。


ソファーで真司郎が眠っていて、
私の腕を掴み言った寝言と同じ…。





ねえ。



真司郎。



その子は、真司郎の何なの…?






『真司郎…。』

真「ん…。
あ、寝てもうたわ。わりぃ。」



目が覚めた真司郎は
抱き締めることを辞めた。



『ううん、いいよ…。』

真「何かあったん?元気無いけど。」

『ねえ、すみれって誰…?』

真「…っ。」



私は、
真司郎の目をしっかりと見て問い掛けた。


私が問掛ければ
目を見開き驚いた顔をした真司郎。



真「なんでAが、
そいつの名前知っとるん?」


『真司郎、寝言で名前言ってたから。』


真「もう俺の前で、その名前出すな。」


『彼女…?
みっくんは居ないって言ってたけど。』


真「違う。」


『なら、誰なの…?』




この時の私は、浅はかだった…。

そんな事聞かなければ良かったのに。




真「Aには関係無いやろっ!!
急に俺の前に現れて、
土足で踏み込んでくんなやっ!!」


『…っ。真司郎の馬鹿!
真司郎なんて大嫌いっ!!!!』





私は、
真司郎の部屋を飛び出した。



廊下の1番奥が真司郎の部屋。

廊下を走っていると、にっしーと出会った。




隆「Aっ!?」




私は、
にっしーの呼びかけにさえ無視をして
廊下を走り抜けた…。

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オーバー - めちゃくちゃ感動しました〜(泣) (2018年5月25日 0時) (レス) id: 4343d9fd82 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます(*^^*)これからも頑張ります(*´∀`)また、是非感想をお聞かせ下さい(*´Д`*) (2016年4月2日 6時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
さつき - この作品すごく感動しました!めっちゃええ話です^ - ^これからも頑張ってください^_^ (2016年4月2日 2時) (レス) id: d7e0fe0e7b (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - 聖依華さん» ありがとうございます(*´ω`*)新作も宜しくお願い致します(*^^*)(*^^*)当分は真ちゃん落ちかと思われます。笑 (2016年3月1日 21時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
聖依華(プロフ) - Love最高でした!ありがとうございました!新作も読ませていただきます!これからも真ちゃんオチ待ってますっ! (2016年2月29日 22時) (レス) id: dc293909fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tiko | 作成日時:2016年2月22日 16時

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