021号室 ページ22
それから
いつもと変わらない日常が
過ぎて行って
あっという間に夜になった。
私は、お風呂から上がり
直也くんの部屋で待機中。
いつも直也くんは1番最後に入るんだって。
ガチャンッ
直「待たせて悪かったな〜。」
『ううん、全然良いよっ♪』
直「あいつ等に変な事されなかった?」
直也くんはそう言って、
さり気無く壁側で私が寝れるように
してくれた。
『ん〜、されてないと思う。』
直「フッ。なんだそれ。笑
明日は真司郎と寝る日か。」
『うん、そうなの。
だから、明日になって欲しくないの。』
直「ハハッ。それは真司郎の事が好きだから?」
『えっ?何でそうなるの?
どちらかと言うと苦手だし、嫌いだけど?』
直「無自覚か。
まあ、アイツは本当は凄え良い奴だぞ。
そのうち分かると思うケドさ。」
『そっか。
早くその日が来てくれると良いんだけど。
まだ時間かかりそう。笑』
直也くんの"無自覚か。"の意味は
よく分からなかったけど、
そんな話をしているうちに眠っていた。
ただ、隣同士で普通に寝れて
久し振りに今まで通りに寝た気がした。
朝になり、ほぼ同じ時間に目覚めた私達。
今日は、私が朝ご飯を作る日。
冷蔵庫にある物で朝ご飯を作って
にっしーは珍しく自分から起きて来て、
みっくんは相変わらず秀太くんに
起こされていた。
『はい、直也くん。今日も頑張ってね♪』
直「おう、ありがとな。行ってきます。」
朝ご飯を食べ終わり、
直也くんは私が作ったお弁当を
嬉しそうに持って仕事に出掛けた。
ふと、外を見ると雲行きが怪しかった。
まあ、私は何処にも出掛けないから
良いんだけど。
直也くんが帰って来るまで
耐えてくれると良いけど…。
そんな私の気持ちとは裏腹に、
直「凄え雨だぞ!」
ビショビショに濡れて帰って来た直也くん。
車とはいえ、
駐車場から数メートルでこの濡れ様が
外の凄まじい雨を物語っていた。
濡れた事もあり直也くんが
お風呂に入っている間にみさちゃんが
夜ご飯を作ってくれた。
『おいひぃ〜。』
実「ただのカレーライスだよ?笑」
『ううん、ミルクチョコレート入ってる。』
実「良く分かったね。笑
誰も分かってくれないのに。」
千「全然気付かなかった!」
『ありがとう♪』
直「俺も気付かなかったわ。」
それからは、黙々とご飯を食べて
與くんがお風呂に入った。
真「先に部屋居るから。」
やっぱり上裸の與くんはそう言って
部屋に行った。
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オーバー - めちゃくちゃ感動しました〜(泣) (2018年5月25日 0時) (レス) id: 4343d9fd82 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます(*^^*)これからも頑張ります(*´∀`)また、是非感想をお聞かせ下さい(*´Д`*) (2016年4月2日 6時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
さつき - この作品すごく感動しました!めっちゃええ話です^ - ^これからも頑張ってください^_^ (2016年4月2日 2時) (レス) id: d7e0fe0e7b (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - 聖依華さん» ありがとうございます(*´ω`*)新作も宜しくお願い致します(*^^*)(*^^*)当分は真ちゃん落ちかと思われます。笑 (2016年3月1日 21時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
聖依華(プロフ) - Love最高でした!ありがとうございました!新作も読ませていただきます!これからも真ちゃんオチ待ってますっ! (2016年2月29日 22時) (レス) id: dc293909fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tiko | 作成日時:2016年2月22日 16時