私の旦那様は與真司郎。

私の愛する人 ページ40

自分の真ちゃんへの
想いに気付いてから
毎日真ちゃんに会う度に
ドキドキしっぱなしなんだよね。


真「A、準備出来たか？」

『出来たよ〜！
ごめんね。退院に付き合わせちゃって。』

真「気にすんな。俺が守ったる。」

『ふふっ。何それ〜。でも嬉しい///』


お父さんとお母さんは旅行とやらで
明日帰って来るらしいから
今日退院の娘の事を真ちゃんに任せて、
3日前に北海道に旅立った。

まあ、昔からそんな夫婦だからさ。笑


もろもろ、準備を済ませて
真ちゃんの車の助手席に乗った。


真ちゃんが、ブォンっとエンジンを掛けると
ある音楽が流れた…。






〜〜♪






『この曲…。』

真「A？どうかした？」

『真ちゃん…？』

真「おん、どうしたん？」

『1988年11月26日生まれのO型。』

真「ん？」

『好きな食べ物は甘い物と抹茶。』

真「A…？」

『職場は鳥栄英語塾。』

真「もしかして…」

『私が世界で一番愛している人。』

真「Aっ！」

『真ちゃん。ごめんね。』



どうして、こんなにも愛してやまない人の事を
私は、忘れてしまっていたのだろう…。



真「A…っ」



震えながら、私を抱き締めた真ちゃん。


きっと泣いてるんだよね。


どうして、こんなにも愛おしい人を
私は、傷付けてしまったんだろう…。



『真ちゃん…っ。愛してるよ。』



もう、絶対に離れないから…

どうか、私の事を離さないで…。



真「A、愛してんで。
もう離さへん。絶対に離さへんからな。
傷付けてごめんな。」

『真ちゃん…っ。』



私が名前を呼べば、涙を拭い
あの大好きな優しい笑顔でハニカム
私が世界で一番愛している人。



そして、優しいキスが降って来た。



そんな車内に流れている
私の記憶を取り戻してくれた曲は、







〜♪








AAA「US」。

私達の大切な思い出の詰まった曲だった。

真実→←私の王子様

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す