なんでやねん。〜shinjiro side〜 ページ34
仕事が終わり、
車でマンションに帰ろうと、
右折しようとすると
少し先に縁石を乗り上げ歩道で
民家の塀にぶつかっている車。
そのすぐ近くで横たわる、
少し色素の薄いロングヘアーに
薄い水色のワンピース姿の女性の姿。
真「Aっ！？」
俺は、車を駐車すると走って現場に向かった。
既に救急車が来ていて、
タンカに乗せられ救急車に乗り込む所やった。
真「Aっ！？Aっ！！」
救「お知り合いの方ですか？」
真「知り合いも何も、コイツの旦那やっ！！」
救「ご主人ですか。
落ち着いて下さい。
すぐに近くの医大に運びますので。」
真「阿呆んだら！落ち着いとられるか！」
俺も救急車に乗り込むと、
頭から大量の血を流すAの手には
小さな紙の箱…。
真「コレは…。」
救「奥さんは、僕達が到着した時には
既に意識はありませんでした。
心肺停止状態でしたが、
すぐに蘇生出来ました。
そんな状況でも、この箱は手放さずに
居たんですよ。」
真「A…。
頼んます！コイツを助けて下さいっ！！」
救「医大で最善の処置は取られますが、
僕の経験上、奥さんの生命力次第だと…」
真「そんな…っ。嘘やろ…。」
医大に着くと、
Aは集中治療室に連れて行かれてん。
俺は、居ても立ってもおれず、
にっしーに電話を掛けとった。
"旦那ならシッカリしろよ！"
にっしーの喝で正気に戻った俺は、
Aと俺の両親に電話した。
元生徒会メンバーの皆には、
にっしーから連絡するって言っとった。
30分も待てば、俺等の両親も
元生徒会メンバーの皆も集まった。
真「お義父さん、お義母さん…。
俺のせいですいません。
俺がAを裏切る様な事したから…。」
俺がそう言えば、
"真司郎のせいじゃない。あの子を信じよう。"
と、お義父さんとお義母さんは
言ってくれた。
実彩子と千晃は泣き崩れとった。
隆「真司郎。俺、やっぱ耐えらんねえわ！」
にっしーはそう言うと
俺に小走りで近付いて来ると
左頬を殴って来た。
クリーンヒットしたにっしーの拳。
殴られた頬よりも心が痛かったわ。
隆「Aちゃんは、ぜってえに
大丈夫だからっ！
じゃねぇと、昨日の弁解が出来ねぇだろ！
俺がAちゃんを自分の女に出来ねぇだろ！
いつまでも、クヨクヨしてんじゃねぇよ！
関西人だろっ！」
真「にっしー、おおきに。
せやけど俺は、関西人やないで。」
俺がそう言えば真っ青になったにっしー。
ホンマにありがとな。
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さくさく - 推しは真ちゃんとしゅーちゃんで、好きな曲は恋音と雨空とさよならの前にとLoveです! (2017年10月9日 12時) (
レス) id: ac6a81c59c (このIDを非表示/違反報告)
みゆう - 推しは真ちゃんで、好きな曲はLOVERとかです！！ (2017年7月4日 20時) (レス) id: 844845a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 直也くんオチのお話お願いします。直也くんオチって少ないので楽しみに待ってます。 (2016年5月18日 20時) (レス) id: 60b38fad86 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - もぐもぐさん» 番外編でも栄ちゃん描きたいなと思ってます(*´ω｀*)新作、Loveもよろしくお願いします(¨ *)(.. *) (2016年2月22日 16時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ - 今読み終わりましたー！真ちゃんがかっこよすぎて(笑)栄ちゃんかわいいっ！作品完成お疲れ様です♪番外編！ニヤニヤしながら待ってまーす(笑) (2016年2月21日 23時) (レス) id: 0fa6fb9291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tiko
| 作成日時：2016年2月14日 3時
