腫れた目は強さ〜chiaki side〜 ページ32
にっしーが帰り
リビングに戻ると
"美味しい〜!"って
アップルティーを飲んでるA。
千「ご飯、まだだよね?
今から作るからちょっと待ってね♪」
『良いよっ!
私が作るから♪タダで泊めてもらうのも
悪いしさっ♪』
そう言ったAの事だから、
きっと真司郎の夜ご飯は作ってから
来たんだと思う。
うっすらと料理した後の匂いがしたから。
千「普段、料理しないから
あまり食材無いから悪いんだけどね!笑」
『大丈夫だよ♪
お風呂入って来たら?』
千「じゃ、そうするね♪」
お風呂から上がれば、
リビングのローテーブルに美味しそうな
料理が並んでた。
千「よく、あの冷蔵庫の中身で作れたね!」
『へへっ///料理は得意だから♪』
千「料理が出来ない私への嫌味だな〜?笑」
『違うよ〜!』
千「分かってる♪」
にしても、良く作れたなあ〜。
カルボナーラに、
野菜がみじん切りにされたコンソメスープ
多分、余ってた鶏肉を使った
ローズマリーのチキンソテー。
あ、ローズマリーはね
ただ香りが好きで育ててただけなの。笑
私、ご存知の通り
あまり料理が得意じゃ無いからさっ!
食べ終わると
Aが食器まで洗ってくれて、
今はお風呂に入りに行った。
節約家なAにしては、
珍しくシャワーが長い…
今頃きっと声を押し殺して泣いてるんだ…
真司郎…。
もし本当に桜って子と浮気してたら
私、絶対に許さないから…。
真司郎の事も、桜って子の事も。
きっと、実彩子がこの話を耳にしたら
問いただす前にボコボコだよ。
Aが実彩子じゃなくて、
私の家に来た事で命拾いしたね。
まあ、Aの事だから
実彩子と直也くんの邪魔を
したくなかったんだろうけどね。
『お風呂ありがとう♪』
最高の笑顔で戻って来たAに
ホットミルクに林檎の皮を擦った
千晃特製、アップルホットミルクを渡した。
『きゃー!美味しそうっ♪♪』
千「喜んでくれて良かった♪」
"美味しい!"って
にこやかに笑うA…。
その目は少し腫れていて、
Aの心の強さを表していた。
同じベッドに入り
暫く昔の懐かしい話をしていると
隣から寝息が聞こえた。
『真ちゃん…っ。』
寝言も真司郎か…。
思い出話もずっと、真ちゃん真ちゃん。
真司郎…。
この子は強くて、とても弱い。
でも、誰よりも真司郎の事を愛している。
こんな子、
例え真実は違っても傷付けちゃだめだよ。
私は、そう思いながら眠りについた。
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さくさく - 推しは真ちゃんとしゅーちゃんで、好きな曲は恋音と雨空とさよならの前にとLoveです! (2017年10月9日 12時) (レス) id: ac6a81c59c (このIDを非表示/違反報告)
みゆう - 推しは真ちゃんで、好きな曲はLOVERとかです!! (2017年7月4日 20時) (レス) id: 844845a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 直也くんオチのお話お願いします。直也くんオチって少ないので楽しみに待ってます。 (2016年5月18日 20時) (レス) id: 60b38fad86 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - もぐもぐさん» 番外編でも栄ちゃん描きたいなと思ってます(*´ω`*)新作、Loveもよろしくお願いします(¨ *)(.. *) (2016年2月22日 16時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ - 今読み終わりましたー!真ちゃんがかっこよすぎて(笑)栄ちゃんかわいいっ!作品完成お疲れ様です♪番外編!ニヤニヤしながら待ってまーす(笑) (2016年2月21日 23時) (レス) id: 0fa6fb9291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tiko | 作成日時:2016年2月14日 3時