私の旦那様は與真司郎。

今も昔も太陽な彼 ページ23

まだお仕事が残ってる
真ちゃんと別れて
にっしーの車の助手席に乗った。


隆「なあ、桜ってすみれの妹だろ？」

『そうそう！
すっかり大人っぽくなったよね！
初めて会った時はまだ小学6年生だったのに！』

隆「あー、そうだな。
すみれの5つ下だもんな。」

『そう！すみれちゃんが私達の1つ下の
後輩だからね♪』

隆「すみれとは真逆だよな。」

『すみれちゃんが宇野ちゃんなら、
桜ちゃんがちあちゃんって感じ♪』


白鹿すみれちゃんは私達の1つ下で高校の後輩。
出逢った頃は、すみれちゃんの辛い過去の
関係で私から真ちゃんを奪おうとした恋敵。
でも、それがキッカケで高2の体育祭の日
真ちゃんと、付き合う事が出来た。


すみれちゃんは実彩子より少しだけ
高いくらいの身長で女らしいスタイル。
黒髪ワンレンロングヘアー。
スッとした目が印象的な綺麗な子。

その点、桜ちゃんは私よりは少しだけ
高いから153センチくらいで
色素が薄くて天然であるだろう
ちょっとクリクリなボブヘアーが印象的。
目もぱっちりで、にっしーと争えそうな
厚めのぷるぷるな唇。
可愛い系の女の子。


初めて会ったのが私達が高校三年生、
すみれちゃんが高校二年生、
桜ちゃんが小学六年生の頃。
身長も私よりまだ、少し小さくて幼かった。


高校三年生になり、
鳥栄英語塾に通うようになり
真ちゃんのクラスのレッスンを受けている。


隆「すみれとは会ってんの？」

『うん！たまに桜ちゃんの事を翼くんと
迎えに来るよ！』

隆「翼か〜。アイツ嫌いだったな〜。
Aちゃんの結婚式以来会ってねえわ。」

『最初は翼くんの事、毛嫌いしてたもんね！
ねえ、何で私の事だけちゃん付けなの？』



実彩子やちあちゃんの事は色んな呼び方を
するし、他の友達とかはあだ名か呼び捨て。

私だけ学生時代からずっと、ちゃん付け。



隆「ん〜。大切にしたい子だからかな？
宇野も千晃も色んな呼び方するけど、
全部結局あだ名としか思ってねぇからさ。」

『にっしーは彼女とか作らないの？』

隆「絶賛人妻に片想い中の俺に言うか？笑」

『え…？』

隆「冗談だと思ってんだろ？
俺、高2から彼女とか居ねえから。
ずっとAちゃんの事しか想ってねえの。
だからさ、もしも。もしも！
真司郎と何かあればすぐ言えよ？
ぜってえ、助けてやるから！」

『ふふっ。ありがとね。
でも、真ちゃんとは何も無いからね？』

隆「まあ、もしも！の話だから。」


何て、笑うにっしーは今も昔も太陽だ。

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