私の血と心の傷 ページ26
にっしーに珈琲を
出して白のふりふりエプロンを
身に着けて料理にかかる。
今日はね、山菜の炊き込みご飯と
お魚のホイル焼。
アサリの澄まし汁に茶碗蒸しにだし巻き玉子
いつもね、真ちゃんは
"Aの茶碗蒸しホンマに美味い！"って
ペロッと平らげてくれるの。
大好きな人に美味しいって言って貰える
ご飯を作れるのって幸せだよね。
私は、そんな事を思いながら料理を進めた。
炊き込みご飯はあと20分程で炊ける。
お魚のホイル焼用にお野菜を切って行く。
もう私達が帰ってから20分は経っているのに…
真ちゃん、遅いな…
すみれちゃんの家から10分もかからないのに。
ｻﾞｸｯ『痛っ！！』ｶﾞｼｬﾝｯ
隆「Aちゃんっ！？」
私の声と、
物が落ちる音で飛んで来たにっしー
隆「おいっ！？大丈夫か！？」
そう言って、私の左手の人差し指を
自分の口に含むにっしー。
『大丈夫…。ちょっと切れただけだから！
痛ッ…。』
ちゅっと指を座れて痛む
私の人差し指。
隆「大丈夫じゃねえじゃん！
包丁まで床に落とすとか凄え痛かったろ？」
『う…うん。ちょっとね…
ボーっとしちゃってたみたい。』
床には私が落とした包丁が転がっていて、
にっしーはそれをシンクに戻した。
ｶﾞﾁｬﾝｯ
真「ただいま〜！
にっしー来とるん？靴あったんや…
おいっ！にっしー何しとるんっ！？」
恐らく"靴あったんやけど"と言おうとした
真ちゃんは、今の私の状況を見て
駆け寄るとにっしーを突き飛ばした。
真「どうしたんっ！？指切ったん！？
Aが指切るとか初めてやんか！
何があったん！？コイツに何かされたん！？」
私の指を吸う真ちゃん…
『辞めてよっ！違うから！
にっしーのせいじゃないからっ！
何でも無いの！ただ、私が鈍臭かっただけ！』
私はそう言って、真ちゃんを突き飛ばして
救急箱を取りダイニングテーブルに
腰掛けた。
隆「やりにくいだろ？俺がするよ。」
『ありがとう…』
真「なんやねん！
もうええわ、風呂入って来るわ！」ｶﾞﾁｬﾝｯ
そう言って、
怒ってリビングを出た真ちゃんを
目で追う私。
隆「気にすんな。
悪いのはAちゃんじゃねえから。
俺からさっきの事言おうか？」
『ううん、大丈夫…。
私は、真ちゃんの事を信じてるから…。』
隆「そっか…出来たぞ！」
『ありがとう♪』
私は、そう言ってまだ残っている
夜ご飯の準備を始めた。
きゅうり嫌いなにっしー→←硝子のハート〜takahiro side〜
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さくさく - 推しは真ちゃんとしゅーちゃんで、好きな曲は恋音と雨空とさよならの前にとLoveです! (2017年10月9日 12時) (
レス) id: ac6a81c59c (このIDを非表示/違反報告)
みゆう - 推しは真ちゃんで、好きな曲はLOVERとかです！！ (2017年7月4日 20時) (レス) id: 844845a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 直也くんオチのお話お願いします。直也くんオチって少ないので楽しみに待ってます。 (2016年5月18日 20時) (レス) id: 60b38fad86 (このIDを非表示/違反報告)
tiko(プロフ) - もぐもぐさん» 番外編でも栄ちゃん描きたいなと思ってます(*´ω｀*)新作、Loveもよろしくお願いします(¨ *)(.. *) (2016年2月22日 16時) (レス) id: 8b0ed6924d (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ - 今読み終わりましたー！真ちゃんがかっこよすぎて(笑)栄ちゃんかわいいっ！作品完成お疲れ様です♪番外編！ニヤニヤしながら待ってまーす(笑) (2016年2月21日 23時) (レス) id: 0fa6fb9291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tiko
| 作成日時：2016年2月14日 3時
