Perfect〜隣人はAAA與真司郎〜

Ａ ページ22

寝ている真くんの顔を
暫く眺めていた。



『綺麗な顔だなぁ…。』



AAAは美男美女の集まり。

でも、その中でも真くんは王子様フェイスで
みんな王子って呼ぶもんね。



そんな人が自分の家で寝てるなんて
今までではあり得なかった光景に
少し面白くもなった。




たまたま引っ越したこのマンション。

たまたまお隣さんはAAAの與真司郎。

たまたま弾いていたバイオリン。

たまたま飛んで来たモンシロチョウ。

たまたま悲鳴をあげた私。

たまたまベランダで聴いていた真くん。




そんな偶然が重なり今の関係がある。




AAAの"與真司郎"。

でも、目の前に居るのは
1人の人間"與真司郎"。



1人の人間として、
真くんは優しくて面白いし、
格好良いし可愛いと思う。



元々AAAは凄く大好きだけど、
私は、みさちあ推し。

それに、
真くんの芸能人らしい所を見た事が無いし、
それを感じさせない。



だからこんなに普通に真くんと接する事が
出来るのかな…。





『ご飯作ろ…。』




そんな事を考えながら
ただ寝顔を見ていると4時になっていて
夜ご飯を作り始めた。


ご飯が出来上がる頃にお風呂も溜めておいた。

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