與の憂鬱と不機嫌な彼女

Episode33 ページ35

.真司郎side









真「うわ。なんなんそれ。」


『イジメのつもりなんじゃない？笑』


真「それは危ないやろ。」


『こんなのに引っ掛からないから安心して。』









Aはそう言いながら
反対の上履きをひっくり返し画鋲を
昇降口の床に出した。









上履きに画鋲入れる奴とか
ホンマに居るんやな。









なんの為にAに
こんな事するんやろうと考えとったら
Aは、そそくさと教室に向かった。









末「これやったのもアイツ等だろ。」


真「うおっ！驚かすなや。笑」


末「すまんすまん。」


西「昨日もAに向かって
わざとサッカーボール蹴ってたもんな。」


日「制服隠したのもアイツ等か。」


浦「こういうやり方汚えよな。」









昨日の1件…いや、2件？と連鎖しとる事は
間違い無いやろうって考えは
俺等全員一致しとった。









宇「それどういう事？」


伊「流石に画鋲とか
黙ってらんないんだけど。」


浦「まさか…」


宇「私達が何とかするから男は黙ってて。」


伊「私達の友達にこんな事しといて
タダじゃ済まさないから。」


浦「でも、どうすんだよ？」


宇「呼び出す。
あの子呼び出せばグループで来るから
絶対にボロが出る。」


伊「手出し、Aに告げ口禁止。」









A、皆にこんなに思って貰えて
幸せやな。









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