與の憂鬱と不機嫌な彼女

Episode28 ページ30

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入学式から1週間もすれば
クラス内でのグループも確立されて来た。









西「Aおはよ〜♪」


『あれ、遅刻しないんだ？』


西「流石に毎日はしねえよ！笑」


『そ。』


日「相変わらず冷たいな〜。」









いつも遅刻常連の西島と日高は
肩を組んで教室に入って来た。









宇「今日こそLINE教えてよっ！」


伊「もう凄く仲良くなったじゃんっ！」


『そう？
私は、そう思った事無い。』


宇伊「「直也〜っ！！」」｡ﾟ( ﾟஇдஇﾟ)ﾟ。


浦「そろそろ教えてやってよ？笑」


『やだ。必要無いもん。』


真「どっちもめげへんな。笑」









やたらと、私と仲良くしたがる
実彩子と千晃は必ず浦田に泣きつき
浦田が2人のフォローをするのが
当たり前となって来た。









元々、真司郎しか寄せ付けなかった私。









末「ふあ〜ぁ。」


『秀太は相変わらず眠そう。』


末「はよ。」


『はよ。』


西「俺らの事は苗字で呼ぶ癖に
秀太だけ名前呼びかよ〜。」









秀太だけは、何だか気が許せていた。









他の皆の事も嫌いな訳では無い。







でも、信用はしていない。









秀太は、真司郎以外で初めて私の事を
可愛いと言ってくれた。









それに、秀太は強い。









私の攻撃をいとも簡単にかわせるんだもん。









秀太に興味が出るのは自然な事だった。









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