與の憂鬱と不機嫌な彼女

Episode18 ページ20

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産まれて初めて、私の言動を注意された。









末吉秀太。









この人なら…









『きゃっ！！
急に止まんないでよっ！』


末「ははっ。わりーわりー！笑
家に送ろうと思ったんだけどAんち
知らねえんだったわ！」


『真逆なんだけど。』


末「ま…まじか…。」( ´ºωº` )









この人なら、









仲良くしてあげても良いかも知れない。









『秀太って馬鹿なんだねっ。笑』









末「Aは笑ってる方が可愛いぞ。」









何よ。









頬を赤くしちゃって。









それで隠してるつもり？








腕に顔を埋めているけれど、秀太の赤い頬は
全然隠れてなんかいない。









『コッチ。』


末「おう。」









私のリードで家まで辿り着いた。









末「案外俺んちと近いんだな！」


『そ。』


末「冷てえ奴。
もっと可愛らしくしろって言っただろ？」









ふにっと私の頬を両手で摘んだ末吉。









真「えらい仲良しやな？」


『真司郎…。』


真「秀太。コイツ俺のやから。
ちょっかい掛けんといて。」


末「なら首輪でも付けとけよ。

じゃあな、A。」


『ありがと、秀太。』









秀太は、やたらと私の名前を強調して
私の頭を撫でて帰って行った。









私も家へと入ろうとした。









真「待てや。」









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