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あれから三日が経った。私はまだ、自分の気持ちが分からないままだった。

義勇のことは昔から好きだ。それは変わらない。

手を繋いだ時にドキドキしたのは本当。額に口付けされた時にドキドキしたのも本当。

でも、それが恋愛的な好きなのかと問われたら、まだよく分からなかった。



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そして、あの日から、義勇とは会っていない。いや、正確には話していない。

もちろん校内ですれ違うことはあるのだが、その時も互いに軽く会釈をする程度だった。

こんなにも長い間義勇と話さないことは、この職場に来てからは初めてだった。





ーーー

お昼休み。会うのはよそうと言われていたが、私は冷蔵庫からいつもの野菜ジュースを手に取り、こっそりといつもの屋上階段へ向かった。

だが、そこには義勇の姿はなかった。雨の日も、風の日も、夏の日も、冬の日も…。いつだってここにいたのに。

いるはずの場所に何もないその空間を目の当たりにして、胸にぽっかりと穴が空いたような気がした。



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しかたなく、私は階段を下る。一段一段、ゆっくりと踏みしめるように歩きながら考える。義勇はどこにいるのだろうと…。


教室、購買、職員室。思い当たる場所を当たってみたが、それらの場所に義勇の姿はなかった。本校舎にいないとしたら…。



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渡り廊下を抜け、体育館に足を踏み入れる。中では、楽しげにバスケをする男子たち。みんな元気だな、なんて思いながら私は彼らの横を通りすぎ、その奥を目指す。




色褪せたプレートに黒い印字で「体育研究室」と書かれたドアの前に辿り着いた。いつもはお昼休みは施錠されているはずのこの部屋。しかし今日は違った。


ドアノブに手をかけると、ガチャリという金属音とともに、その扉は開いた。








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そら(プロフ) - 義勇推しさんさん» 義勇推しさんコメントありがとうございます!何て嬉しいお言葉…!また義勇さんのお話も作りたいと思っていますので、よろしくお願いします!ありがとうございます!^^ (2021年2月12日 8時) (レス) id: ccadd39c80 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 義勇さん、かっこよ!こんないい小説作って頂きありがとうございます!これからも頑張ってください! (2021年2月12日 6時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 小桜さん» 小桜さんコメントありがとうございます!お名前がとても可愛らしいですね!ご丁寧に訂正まで…!ありがとうございます!何て嬉しいお言葉!とっても励みになります!ありがとうございます^^ (2021年2月9日 19時) (レス) id: ccadd39c80 (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - ↓すみません,「これから」ではなく「これからも」でした。作品に感動するあまり誤字ってしまいました(笑) (2021年2月9日 16時) (レス) id: 5b533fd8bf (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - 義勇さんがすごく可愛かったです!!とても面白くてすぐに読み終わってしまいました。これから応援してます!!! (2021年2月9日 16時) (レス) id: 5b533fd8bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sora | 作成日時:2021年1月19日 16時

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