なんでですか？ ページ42
zm「避けろッ!!!!」
ゾムさんの大声とほぼ同時に聞こえたのは、引き金を引く音
バァンッ!!!!
その直後に聞こえてきたのは、銃声
そしてメイド服に付く血しぶき
音を立てて倒れていくリタ
「…ぇ…嘘…でしょ…？」
リタ「……A……」
何が起こったか理解できない
理解したくもない
口を開けて突っ立っている私をエミさんが抱きしめる
em「見ないほうが良いです」
「あ…え…な…に…？」
何も出来なくてエミさんの腕の中にしまわれていた
観光客に付けられる手錠の音がやけに騒がしかった
「…嘘だ…嘘嘘嘘嘘…リタ…嘘だ…う…そ…」
em「…っ…」
脳裏にはさっきまで笑顔で私の手を取ってくれていたリタと
リタ『絶対、誰がなんと言おうと、俺はAの味方だから』
あの落ち着く、安心できる優しい声
もし神様が本当にいるのなら、何でもするので、リタを助けてください
叫ぶことしか出来ない私には神に縋るしかなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの後は、よく覚えていないが応援が来て、リタは病院に
私も一緒に病院に向かうことになった
ゾムさんとエミさんは、観光客に事情聴取…
頼むから…無事で居て…
首に下げているネックレスを手に、雫が落ちる目を瞑り、祈っていた
医師「…Aさん」
「！り、リタは…！」
医師「……残念ですが」
医師の表情で何を伝えたいのかが分かってしまった
全身の力が抜けて、地面にペタリとくっつく
「う、そ…だ、大丈夫…ですよね！リタなら…」
「笑って…『心配かけてごめん』って…言って…」
否定も何もなかった
残念そうに私を見つめて、首をふるだけ
「うわぁああああああああ…!!!!!」
em「…Aさん…」
事情聴取をゾムさんに任せてきたエミさんが、もう一度、私を抱きしめる
私は、抱きしめ返して、エミさんの服をきつく握った
「なんで…何でですか…？私…悪いこと…したんですか…？」
em「……いいえ」
「なんで…嫌…嫌だよぉ…」
em「……大丈夫。俺たちが着いてんで」
エミさんはまるで泣く子供をあやすように、背中を一定のリズムで優しく叩いてくれた
あぁ…リタ…リタも…私が泣いていたら…背中さすってくれてたよな…
リタ『A、大丈夫だよ。俺が着いてるから』
「…う、んっ…」
病院の手術室の前で、どれだけ周りの目が冷たくてもエミさんの腕の中で泣いていた
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ハサミ(プロフ) - そのさん» 共に頑張りましょう！ (2021年9月26日 18時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - そのさん» 回りくどい言い方をすればそれっぽくなりますヨ！ (2021年9月26日 18時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - ハサミさん» ありがとうございます (2021年9月26日 18時) (レス) id: d0da385cbc (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - そのさん» えーとですね、当たり前なんですけどラストを想像して作るとか、伏線入れてみるとか、後は何ていうんだろう、書いた物語を頭の中で漫画とか絵にして考えてみると意外と書けますよ！普通の小説を読むのも結構勉強になります！ (2021年9月26日 18時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - ハサミさん» なるなる俺は、語彙力いろいろやばいもん (2021年9月26日 18時) (レス) id: d0da385cbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作成日時：2021年2月14日 8時
