初恋、芽生えて結ばれる。【時透無一郎】

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大好きな師範、無一郎君とふたりきり…










ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…










もう、心臓がうるさい！！！










ヤバいヤばい、今がチャンスなのかな？









私と無一郎君以外、この部屋には誰もいない…










この想い、伝えれるのは今しかない？









…言わないと、後悔するような気がする。










勇気を出せ、私…！













A「そのぉ…、無一郎君？」











無一郎「ん？どうしたの？」












A「私、言わなきゃいけないことがあるの。」











無一郎「え、何何？」











ドクン…ドクン…ドクン…











A「えっと、その…」












ドクン…ドクン…ドクン…











A「…す、」












無一郎「す？」












ドクン…ドクン…ドクン…



















A「す…、すみませんでした。ご迷惑かけて…」



















は？










ななな何で！？！？











まあ、それも言わなきゃいけないことだったけどさ！










「す」まで言えたのに！！









私のバカ！バカ！












無一郎「気にしないでよ、それよりさ、僕もAに言いたいことあるんだよね。」











…ああ、あのこと、かな？









依鈴ちゃんと結ばれたんだよね。









もう、知ってるよぉ。
















無一郎「A、好き。」















A「そうですか！いやぁ、末永くお幸せに…」














ん？あれ？








何か嚙み合って無くない？












A「え、今…何て…」










聞き間違い？














無一郎「もう、何言ってんの？しょうがないから、もっかい言うよ？」











無一郎君は、私の手を握るとはっきりこう言った。



















無一郎「A、好きだよ。」

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