初恋、芽生えて結ばれる。【時透無一郎】

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柱全員にあいさつを終えた帰り道。









無一郎「Aは大体の人と、面識あったんだね。」









A「そうですね、無一郎君と甘露寺さんと、不死川さん以外の人とは一緒に任務へ行ったことがあります！」








無一郎「やっぱり、階級が上だと、柱との合同任務も増えるのか。…でもさ、依鈴はみんな初対面だったの？」








依鈴「え？あ、ああ！！私は単独の方が得意なんでね！」










無一郎「へえー」












依鈴「(ほ、良かった良かった。誤魔化せた。)」



















Aside




何か、こうやって同じ年の子とおしゃべりしながら歩くのって、楽しいな。







ここ数年は、毎日鍛錬三昧だったから。








毎日汗だくで、血まみれで、ホントに苦しかった。












それにしても依鈴ちゃん、









やっぱり、無一郎君のことが好き…なのかな？











応援したい気持ちも、もちろんあるけど、














やっぱり私も、無一郎君の近くにいたいんだよなぁ…










明日の命の保障がないこの仕事。










今日で会えるのが最後になるかもしれない。









明日は会えないのかもしれない。









そんなの、嫌だなぁ。







ずっと一緒にいたいなぁ。

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