知人Ａ、平凡な日常終了のお知らせ。 (ページ25)

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25 １億年分の体力を使い果たすページ25

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樹サイド

樹「はあっ…はあっ…。アイツ、超絶足はええのな。」

咲「なんで私までついてこさされたわけ？……はあっ、ほんと疲れる。」

そう言って腕組みをする花宮。

あ、花宮咲ね。

京「なんかすっごい速度でAちゃん走り抜けて行ったけど。」

図書室のドアから顔だけ覗かしてそういうきょも。

図書委員もやってるきょもは、大抵ここにいる。

その隣で本を読んでいたと思われる北斗もドアを開けて話に乗っかった。

北「……なんかした？樹。」

樹「……いや？」

嘘つくな、と花宮に肘打ちされてちょっと痛い。

髙「てか、朝もなんかやってたよね？慎太郎と樹。」

咲「はあ？」

どこからともなく出てくる生徒会メンバーに困惑することなく、花宮は威圧感満載の顔。

髙地の隣から慎太郎が顔を出す。

森「樹はしんないけど、俺はち○こが朝から活発になっちゃって！」

馬鹿正直な慎太郎を目の前に、花宮はだんだんと引いてきた様子。

ま、俺は別になーんもて出してないけどね。(は？byA)

すると花宮はため息をついた。

呆れたように俺に目を写して、あのさぁと切り出す。

咲「生徒会のみなさん、あんまりA虐めないでね？」

そう言って闇感満載の笑顔を作る。

まあ、こいつおとなしかったら可愛いのになぁ。

咲「A傷つけたり泣かせたら、躊躇なく殺すから。」

Ｓ「！！！？」

花宮のこっわい一言に、生徒会全員が体を硬直させた。

咲「思春期だからとか理由になんないし。じゃあ同居すんな、っていう話だから。」

ごもっともです。

咲「特に、あんたら２人。」

そう言って指を刺されたのは、慎太郎とその隣にいた俺だった。

咲「ほんとに、真面目な話だからね。」

釘を刺されるように、きっと睨まれて俺と慎太郎はビクッと震える。

その様子を見てから、花宮はさっさと踵を返した。

Ｓ(こえええええええ……)

花宮の姿が見えなくなったのを確認すると、慎太郎はまだビクビクしながら言った。

森「超怖かった。息子縮んだわ。」

樹「そこまではいかねえけど……泣かせないようがんばろ。」

そう言って生徒会で肩を組もうとしたとき気づく。

………ジェスは？

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