知人Ａ、平凡な日常終了のお知らせ。

21 焦らして焦らして、あれそれだけ？ ページ21

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「先輩……？おはようございます、朝ですよー…」





なるべく控えめに呼びかける。


まあ起きるはずないだろう。

だってさっきの人たち見てみ。結構起きるの困難な人物ばかりだったよ。



あ、高地先輩は寝起き良かったんだっけ？








京本先輩の、お、お、お部屋…(きっしょ)


……田中樹が言っていたように、いやらしいことが起こったりしてしまうのだろうか。






ごくりとドアノブを握りながら唾を飲む。



いや、いい。


京本先輩になら何されてもいいんだからね！！嘘だけど！！




程々のことならまだ我慢できるし！！！ね！！おけ！！







よおしそうと決まれば行ってしまえわたし！おう！


謎の決意を固めた私はそのままドアを押した。








京「あ、おはよ。」



「おはようございま………？？」








割とすんなり、というか私が起こす前から起きてましたよねレベルの速さで部屋を出て行く先輩。



……え？






ちょ、一個いい？


思ってたんとちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう！！！







ねえなんで？京本先輩？ん？馬鹿なの？(は)



だってさ！？ここまできたら寝起きでぼんやりそのままキス♡な展開求めちゃうじゃん！！

いやまあしたくないんだけど！！されたら拒むけど！！






てかなんで私こんなに疑問持ってんの？


別に良かったじゃん、自分に危害がなくて！！あーー良かった！！









私の身構え、意味なしっつってね！！っは！！









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京(焦らされてもどかしそうだし。笑 あー楽し)









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