お熱出ちゃった！ ページ9
「オムツね？最初からそう言いなさいよ。」
呆れながらも、微笑んでるお母さんを見てホッとした。
よかった。引いてない…。
お母さんがオムツを開いて、丁寧に拭いている。
と、その時。
「ぁ、オシッコ….」
我慢が利かずにチョロチョロと漏らしてしまった。
「もう、ユウったら。全部出てから言いなさい。」
「ごめんなさい。」
「いいわよ。よし、ズボン履いちゃいなさい。」
ゆっくりとズボンを履き始める。
でも、さっきの事があったからなのか、泣きたい気持ちになった。
「んっ、おかぁさーん。だっこ、だっこがいぃのぉ！」
ズボンも半分までしか履いていないまま、お母さんに抱きついた。
「どうしたの。ユウ。さみしくなっちゃったのかな？」
お母さんは優しくだっこして、背中をトントン叩いてくれた。
「わかんない…。泣きたく、なって….」
「そっか。泣きたい時はお母さんの所においでね。ユウは大切な息子なんだから。」
「うん。ありがとう。」
お母さんにズボンを履かせて貰って、また、ソファに横になった。
「ユウ、お粥ができたよ。食べられる？」
「うん。大丈夫。」
「お母さんがアーンしてあげるね。」
「うん。」
今日はお母さんが甘えさせてくれるので、お言葉に甘えて、甘える事にした。
-----------------------
夜。
俺はすっかり熱も引いて元気になった。
でも、お母さんが明日、もう一日休んでから。と言うのでちょっとがっかりだ。
ユイも帰ってきて一気に賑やかになった。
「お兄ちゃん！おままごとしよ！」
「えー。仕方ないなぁ。」
「お兄ちゃん、赤ちゃんね！」
俺は今日の出来事をユイに見透かされてる様な気がして、ドキッとした。
お母さんもクスクス笑ってる。
熱は下がったはずなのに、また、顔が熱くなるのを感じた。
今日の事はお母さんと俺の秘密です。
(お兄ちゃん！赤ちゃんやってよー！)
(は、はいはい。)
(赤ちゃん、オムツ交換しましょうねー。)
(ぁーい…。)
俺を寝かせ、俺のズボンを下げ、オムツのチェックをして来る妹に圧倒される俺だった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ボカロ太朗(プロフ) - 凄い面白かったです!あともう更新しないんですか?(´・ω・`) (2015年12月6日 0時) (
レス) id: 4019d8b1cc (このIDを非表示/違反報告)
花 - すごくおもしろいです！ この「小さな男の子」の登場人物の名前はどうやって決めたんですか？ 何で「ユウ」、「リョウ」、「ショウタ」にしたか教えてください。偶然かもしれませんが、全て関ジャニ∞のメンバーの名前だったので… (2014年11月3日 21時) (レス) id: 31ca93e9e7 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 返事遅くなってしまいました(°_°)お話すごく良かったです！ありがとうございます！次はりょうくんのお話もみたいです！ (2014年9月7日 19時) (レス) id: 4da56698ca (このIDを非表示/違反報告)
志織 - さなさん» 遅くなり、申し訳ありませんでした。お母さんを起こしてと言うリクエストだったのに私の勘違いでお母さんが起こしに来てしまいました…。良かったら、またリクエストお願いします！ (2014年8月26日 3時) (レス) id: aa8ca65a7e (このIDを非表示/違反報告)
志織 - さなさん» 遅くなり、申し訳ありませんでした。お母さんを起こしてと言うリクエストだったのに私の勘違いでお母さんが起こしに来てしまいました…。良かったら、またリクエストお願いします！ (2014年8月26日 3時) (レス) id: aa8ca65a7e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夕陽 | 作成日時：2014年7月14日 0時
