お熱出ちゃった！ ページ8
「んー、だる…」
朝、俺は凄い怠さで目が覚めた。
「あら、ユウ、おはよう。今日は早いのね。」
「んー。」
何だかあんまり喋りたくない気分だ。
「オムツ替えるから、リビングおいでね。」
そう言うと、お母さんは妹のユイの部屋に向かった。
「早く学校の準備しないとな…」
昨日、出しておいた制服を持ってリビングに行った。
「お兄ちゃんおはよー！」
朝から元気のいいユイ。頭がクラクラするよ…。
「おはよ、ユイ。」
「ユイ、朝ごはん食べてなさいね。ユウ、オムツ替えよう。」
オムツマットに寝転がった。
と、ある事に気がついた。
「あ、お母さん俺シャワーしてないや。」
うっかりしたと思い起き上がった。
「ユウ、今日は学校お休みしましょう。体が熱いし。怠いんじゃないの？」
さすがお母さん。
朝の一連で俺が怠い事に気付いてくれたらしい。
「だるい…。何かあんまり口を開きたくないな、」
「そう。じゃあオムツ替え終わったらソファに横になってなさい。」
お母さんはテキパキとオムツを替えていった。
「よし、じゃあ、待っててね。ユイ送って来るから。」
「はーい。」
「お兄ちゃんばいばーい！」
「ユイ、お兄ちゃん今お熱で辛いの。シーだよ。」
「はーい！」
「行って来るわね。」
バタンとドアが音を立てて閉まった。
テレビを見る気にもなれなかったから、ぼーっと外を見ていた。
「ユウのやつ、熱かー」
「きっと体調崩しちゃったんだね。」
リョウとショウタの声が聞こえた。
お母さんとばったり会ったのだろう。
学校に行かない日はこんなにもつまんないのか…。
「ただいま。さっきね、ショウタ君たちに会ったのよ。」
「…へぇ。」
知ってたけど喋るのが辛いので簡単な言葉で返す。
「お熱、計ってみよう。」
体温計が脇に挟まれた。
「あら、37.7℃ね。辛いねぇ。」
「ん、」
いつも35℃ぐらいの俺にとっては高熱だ。
高熱が出ると、オシッコの感覚が薄れるみたいだ。
さっき替えたはずのオムツを、チラッと見ると、パンパンに膨れていた。
「…おかーさん、」
いつもより甘えた声でお母さんの服を引っ張った。
「何？どうしたの。」
いつもは思わないのに、恥ずかしいなんて感情が出て来て、素直に言えなかった。
「お口があるでしょ。言ってごらん。」
ここまで言われると、自分から言わないと余計に恥ずかしい。
「オシッコ出ちゃったんだ…」
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ボカロ太朗(プロフ) - 凄い面白かったです!あともう更新しないんですか?(´・ω・`) (2015年12月6日 0時) (
レス) id: 4019d8b1cc (このIDを非表示/違反報告)
花 - すごくおもしろいです！ この「小さな男の子」の登場人物の名前はどうやって決めたんですか？ 何で「ユウ」、「リョウ」、「ショウタ」にしたか教えてください。偶然かもしれませんが、全て関ジャニ∞のメンバーの名前だったので… (2014年11月3日 21時) (レス) id: 31ca93e9e7 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 返事遅くなってしまいました(°_°)お話すごく良かったです！ありがとうございます！次はりょうくんのお話もみたいです！ (2014年9月7日 19時) (レス) id: 4da56698ca (このIDを非表示/違反報告)
志織 - さなさん» 遅くなり、申し訳ありませんでした。お母さんを起こしてと言うリクエストだったのに私の勘違いでお母さんが起こしに来てしまいました…。良かったら、またリクエストお願いします！ (2014年8月26日 3時) (レス) id: aa8ca65a7e (このIDを非表示/違反報告)
志織 - さなさん» 遅くなり、申し訳ありませんでした。お母さんを起こしてと言うリクエストだったのに私の勘違いでお母さんが起こしに来てしまいました…。良かったら、またリクエストお願いします！ (2014年8月26日 3時) (レス) id: aa8ca65a7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕陽 | 作成日時：2014年7月14日 0時
