〜Secret Shared house 〜 【合作】

18話♪ ページ19

〜暁月 奏 side〜

ん？チャイムがなったけど誰でしょうか。
私に用がある人は思い浮かばないですし...今料理してるからいいですよね。

...さて、これで出来上がりっと。

星月｢あっ、なんだ！！！！奏さんかぁ...！！｣

『はい...？』

私ですけど、どうしたんでしょう？

星月｢いやぁね！キッチンに人影があったから幽霊かと思ったんだよ！｣

『ﾋﾞｸｯ』

ゆ、幽霊と思われるなんて...
まあ実際普通に近くにいるんですけど...

星月｢どうしたの？奏さん｣

『い、いえなんでもないです』

星月｢そっかぁ｣

原型のないぼんやりとした幽霊はいるんですよね...
そこまできたら害はないので、普通に放っておいてるんですけど。

ｸﾞｩｩ...

ん？何の音...

星月｢あっ...｣

なるほど、星月さんがお腹空かせて鳴ったんですね〜

『ふふっ...』

星月｢奏さんが笑った！！！！奏さんが笑ったよ！！！！｣

あ、やってしまいました。失礼に思われたりしなかったでしょうか...

でも表情を見ると、平気そうですね。良かったです。

星月｢あ、ご飯作らなきゃ！！！！｣

『それならもう作ってありますよ』

ちょうど終わったんですよね。

星月｢えっ？！｣

あ、そういえば...

『キッチンにあった卵焼きって使って良かったですかね…？』

星月｢卵焼き...卵焼き...あっ！そっか昼に食べようと思って置いといたんだ！｣

星月｢使って大丈夫だよ！！！！｣

そしてそのまま忘れたんですね...

卵焼き｢解せぬ｣

今卵焼きが喋ったような？
...まあ気のせいでしょうそうでしょう(？)

星月｢めっちゃいい匂いするね！奏さんって料理上手いの？？？｣

『人並み位は出来ますけど、上手いって訳ではないですね...』

星月｢でも凄い美味しい香りするから上手いよ！！！｣

『あ、ありがとうございます』

褒められちゃいました。

星月｢お腹すいたからご飯にしよっか！｣

『はい！』

星月さんは狩野さんを呼びに行ったようですね。ですがその方向は確か玄関...そこにいるのでしょうか？


ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

｢奏さん！！！！｣

『ﾋﾞｸｯ』

な、なんですか誰ですか！？って、星月さんですか...

星月｢あ、ごめん...」

『だ、大丈夫です。それでどうしたんですか...？』

星月｢そうそう！！！！玄関に裕樹くんともう1人居るんだよ！！！！」

『そうなんですか...でも普通に狩野さんの友達じゃないんですか？』

星月｢(゜д゜)」

星月｢なーんだ友達かぁ...」

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