〜Secret Shared house 〜 【合作】

35話 ページ36

狩野 祐樹side


｢ごちそうさまでした。｣

「お皿は私が後で洗っておくので、その
ままシンクに置いといてくださいね。」

｢あ、ありがとうございます。｣

「いえいえ。学校頑張ってください。」

｢はい。｣

…そんな話をさっきしてから自室に来て、
今はクローゼットの中身とにらめっこ中。

今日は別にスカート履いてもいい日
なんだ…けど気乗りしない。
でもちょっとは女の子の部分も見せて
みたい…結局短パンになった。けど、
Yシャツのボタンは左側に付いている。
〈俺〉の時だったら多分着てないと思う、
レディースだもん。

ちょっと寒くなったから上着も…と思って
見たら、それはそれは種類が多くて目眩が
しそう。『女の子は身だしなみがちゃんと
してて当たり前』って言われていっぱい
買ってもらったんだっけ…

女の子って大変だな…当事者だけど。

どれが何だかわからないけど、適当に
コート1着着て、いつものリュックと一緒に
家を出た。

「あ、泉からなんか来てる…なんだろ？」

《今日、学校終わってから会える？》

〔会えるよ！どうしたの？〕

《どうしても直で言いたいことがあるから
会いたい》

〔なんか恋人みたいだね笑。いいよ、
会おう！〕

----------------ｷﾘﾄﾘ線----------------
またまた不穏な泉くんの登場です。
あ、男子の言う「会いたい」ってつまりは
そういうことなんすよね…(遠い目)

次お願いします！

36話♪→←34話♪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す