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彼女と彼と ページ4
そして、月日は流れ
彼女は神々を生み出した「創造主」として
名が知られ始めました
そんな中、神様が送ってきた魂の一つが
自分の意識道理に動かなくなりました
何故か分からない彼女は彼を観察し始めました
すると、この魂は昔彼女を助けてくれた
「彼」だったことが分かりました
彼は死んだあと
彼女より先にあの世へ送られ
しばらく彷徨っていました
しかし、神々は彼女の役に立つと思われる者
として彼を選び送ったのです
彼女はとても喜びました
彼女は無に流されてからずっと
笑うことなく動いていましたが
彼を見つけた事とまた一緒に遊べる喜びを
感じ笑顔を零しました。
彼女は神子を独りで育てるのに限界を感じ
彼と共に育て始めました
やがて、神様として神子が崇められると
神子に神様の仕事を教え始めました
彼女は必死に仕事内容を神子に伝え
神子も少しずつ理解していきました
月日は流れ
彼女はヒトリの神様として
本線の神々から認められました
彼女の世界には既に何千万という生き物達が
住み、海や大地も生き生きし始めました
やがて、神々から一度本線へ来るよう
通達が彼女にきました
彼女が本線を流されおよそ何千年
久しく彼女はまた本線へ足を踏み入れました
そして彼女は神々によってAと名付けられ
彼女は本格的に神様として動く事になりました
彼女の世界の生き物は喜び歓声を
あげました。
彼女の本当の地獄とも言える物語はここから
始まってしまうのでした
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作者名：ツクツクボウシの子 | 作成日時：2019年4月20日 9時
