似た者同士 ページ2
亜琉Sidi
春。
暖かい風が俺を誘って
薄紅色の桜が道路へ散っていく
チリンチリン、
自転車のベルが鳴る
ボーッとしていた目を覚醒させて
慌てて避ける
亜琉 「って、、、天野かよ」
天野 「おはよ!亜琉」
此奴は幼稚園からの幼なじみ。天野
天野 「相変わらずボケっとしてんね〜」
亜琉 「っせぇなぁ、、、ほら、行くぞ」
天野 「はいはーい」
俺達は今日から念願の高校生になる
中学に出来なかった遊びもバイトもできる
すると
ドンッ!
亜琉 「っぶね!」
? 「あっ、、、すみません、、、!」
ぶつかったのは茶髪の紳士そうな男
天野 「大丈夫?亜琉」
亜琉 「あぁ。あの、お前も大丈夫か?ちゃんと前向いて歩けよ」
? 「はい、、、ありがとうございます、」
亜琉 「お前もこの高校入学すんの?」
隼人 「はい。僕隼人って言います!」
亜琉 「そう。俺は亜琉。こっちが天野」
天野 「よろしく〜」
隼人 「よろしくお願いします!」
キーンコーンカーンコーン
亜琉 「うわっ、行かなきゃ。遅刻すんぞ」
天野 「じゃあ僕は自転車なんでお先に〜」
亜琉 「おい!待てお前!」
隼人 「あぅぁっ!亜琉さん待って下さ〜い!」
ーーーーーSchool arrival
亜琉 「はぁ、、、はぁ、、、ふざけんなよお前」
天野 「しかもチャイム隣の学校の奴だったみたいだから
全然遅刻じゃなかったね」
亜琉 「ふざけんな、、、」
隼人 「えっと、、、あ、3人とも同じクラスです!」
天野 「おー!行こうぜ!」
亜琉 「ちょっ、、、ちょっと待て、、、とりあえず水飲ませろ、、、」
天野 「じゃあ、教室で待ってるわ!」
隼人 「遅れちゃ駄目ですよ〜」
亜琉 「サンキュ」
キュッ、、、と水道の蛇口を捻り、両手に水を溜め
一気に飲む
亜琉 「、、、よし、行くか」
そう独り言を呟いてバックをもう一度持つと
下に紙飛行機が1つ、落ちていた
亜琉 「新学期早々紙飛行機遊ぶ馬鹿もいるのか、、、」
何となく気になったので紙飛行機の中身を
そっ、、、と見てみると
1.好きになる
亜琉 「何これ、、、」
小さい子が書いたのか、少し汚い字
誰がこんなもの、、、
亜琉 「天野達にも見せてみるか」
紙飛行機をバックの中にしまい、教室へ走った
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作者名:お粉 | 作成日時:2019年6月15日 20時